11月1日
切れ味鋭いコピーライター、NOKKOは作詞家としてもっと評価されるべき
48
1
 
 この日何の日? 
レベッカのアルバム「REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜」がリリースされた日
この時あなたは
0歳
無料登録/ログインすると、この時あなたが何歳だったかを表示させる機能がお使いいただけます

 
 1985年のコラム 
夢やぶれて...夢、これ以外将来を作り出すものはない 〜 レ・ミゼラブル

ディオンヌが教えてくれた「愛のハーモニー」人の優しさと現実の厳しさ

西海岸のハイウェイで聴いたドッケン、シスコ ↔ ロスの日帰りドライヴ!

ライブと真逆の発想で… くじらのデビューアルバム「パノラマ」

僕らが THE MODS に求めるもの。それは決して懐かしさなんかじゃない

80年代女子高生の恋愛事情〜レベッカ「76th Star」できらめいて

もっとみる≫

photo:SonyMusic  

さて、この「リマインダー」における私の連載は、そのコンセプトを「80年代音楽解体新書」としているのですが、その「解体」の仕方が、音楽理論的な、やや小難しい話に偏ってきましたので、今回は久しぶりに、歌詞の話をしたいと思います。

さて、「作詞家としてもっと評価されるべき音楽家」だと思う人たちがいます。今回は、その1人として、レベッカのNOKKOを取り上げます。「隠れた名作詞家」として、他には、奥居香、小西康陽、木村カエラらもいますので、いつか彼(女)らのことも取り上げたいと思っています。

最近、再結成をし、過去作が見直されているかもしれません。今後、もしレベッカの過去音源を聴くことがありましたら、ぜひ歌詞に注目してみてください。

NOKKOの作詞の凄いところは、歌詞全体のストーリーというより、切れ味鋭い1~2行フレーズの作り方にあります。そういう意味では、名作詞家というより「名コピーライター」なのかも知れません。

さらに言えば、それらのフレーズは、おそらくターゲットとしていたであろう、(80年代の)女の子だけでなく、男性、ひいては、現在の私のようなオッサンまで射程においた幅広い層に向けて、書かれているような出来栄えなのです。

例えば、こんなフレーズがあります(以下、名コピーライター=NOKKOのフレーズを味わうべく、コピーライターがコピーを提案するときのように、紙の真ん中に、コピーを1行だけドーンと乗せる体裁で見せていきます。また、キャッチコピーぽく見せるために、句読点を足しました)。



これなどは、女の子の気持ちを表現しながら、(ちょっと悪そうな)その女の子に惹かれる男性目線まで意識して、書かれている感じがしませんか?(男性諸君、この歌詞、萌えません?)。

つまり、一人の女の子(=NOKKO)としての自己表現にとどまらず、男性リスナーまで含めた幅広い層に売るために、高度に計算されたフレーズであり、そのあたりに、職業作詞家・NOKKOの凄みを見るのです。

そんなマーケティング臭いフレーズではなく、純粋に歌詞として美しいフレーズの代表作は、大ヒット曲『フレンズ』のこの2つでしょう。これらは、職業作詞家・NOKKOの最高傑作フレーズだと思います。





次に、松任谷由実『セシルの週末』などと並ぶ、日本ポップス史における「不良少女もの」の歌詞の傑作が『MOON』です。



そして、最後にご紹介したいのは、『SUPER GIRL』です。こちらは「OLもの」の歌詞なのですが、まさに「傑作フレーズてんこもり状態」になっています。こんなに切れ味鋭いフレーズが1曲に入っているのですから。









レベッカというと、NOKKOの絶叫ボーカルだけで語られることが多いのですが、ぜひそのボーカルで歌われている歌詞にも注目してみて下さい。でも次回は、そのボーカルそのものに注目します。ボーカリストNOKKOの凄みを、今一度味わいましょう。



歌詞引用:
CHEEP HIPPIES、フレンズ、MOON、
SUPER GIRL / レベッカ

2017.10.15
48
  YouTube / Sony Music (Japan)


  YouTube / Aibon-bon Music LM
 

Information
あなた
Re:mindボタンをクリックするとあなたのボイス(コメント)がサイト内でシェアされマイ年表に保存されます。
カタリベ
1966年生まれ
スージー鈴木
コラムリスト≫
61
1
9
8
6
ボーカリスト・NOKKOの真髄を見た雨中の早稲田祭 in 1986
カタリベ / スージー鈴木
69
1
9
8
8
NOKKOも描いた母娘の確執。口づけをかわした時、ママが前から歩いてきた
カタリベ / かいなってぃー
45
1
9
8
9
始めに言葉ありき? NOKKOが撮影現場で発した叫び
カタリベ /  ポリ
43
1
9
8
5
レベッカの「フレンズ」は僕にとってサイコーのドライブミュージック!
カタリベ / 藤澤 一雅
34
1
9
8
6
レベッカ — 家を飛び出した少女と路地裏の悪友たち
カタリベ / 山口 順平
47
1
9
8
5
憧れの渋谷スクランブル交差点!ハーフポテトな俺たちとレベッカの関係
カタリベ / パックンチョ。
Re:minder - リマインダー