4月29日

長髪のフレディを知らない子どもたち… の迷いごと ~ クイーンに捧ぐ

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フレディ・マーキュリー初のソロアルバム「MR.バッド・ガイ」がリリースされた日
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今やレジェンドとしてロック史に鎮座しているクイーンだが、1980年代に入ってから洋楽を聴き始めた自分にとって、当時の彼らは微妙なポジションのアーティストだった。洋楽デビュー以前から、その名は雑誌等で目にしていたし、日本でもすごく人気があることは皮膚感覚でわかっていたけれど。

それだけにガツーン! とくるロックンロールを期待していたが、クイーンという存在を意識して初めて耳にしたのが、ラジオで聴いた「地獄へ道づれ(Another One Bites the Dust)」。これをロックの文脈で理解するのは、若気だけが先走る中学生には難しい。この人たちはディスコバンドだったのか!?

続くサントラ用の曲「フラッシュのテーマ」は好みだったが、いかんせん肝心の映画『フラッシュ・ゴードン』がトホホ。デヴィッド・ボウイとのコラボ曲「アンダー・プレッシャー」を経て、82年のシングル「ボディ・ランゲージ」は、またも暗いディスコ…。

しかし何よりボンクラ中学生をミスリードしたのはフレディ・マーキュリーのビジュアルだ。初めてアー写を見た時は “長髪のかっこいい人(=ブライアン・メイ)が歌ってる” と勝手に想像したが、まさかドラマーと思われた短髪&ヒゲ男がボーカルとは… ヴィレッジ・ピープルにも、こういう人、いたよな!?

そんなフレディのイビツさを、より強烈に印象づけたのが84年のアルバム『ザ・ワークス』からのヒット曲「ブレイク・フリー」の PV。ここではメンバー全員が女装しているが、ノースリーブ&レザーのミニスカでヒゲ面のフレディの存在感がスパークする。

気持ち悪いけど、これ笑ってイイんですか?

しかし翌年、ロックバンドとしてのクイーンの底力を思い知る。そう、フレディのソロアルバム『MR.バッド・ガイ』を挟んで出演したライヴ・エイド。「ボヘミアン・ラプソディ」「RADIO GA GA」も感動的だったが、『ザ・ワークス』中もっともハードな「ハマー・トゥ・フォール」のパフォーマンスは私的ハイライト。テレビ中継時は日本時間午前3時を過ぎていたが、タイトな演奏とフレディのスキのないボーカルに眠気が吹っ飛んだ。

ゴメンな、クイーン、あの時、あなたたちは確かにロックだったよ…。


※2016年11月23日に掲載された記事をアップデート

2018.11.24
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1970年生まれ
ジャン・タリメー
僕もクイーンデビューは「ブレイク・フリー」でした.それで覚えていたのはやはり冒頭のフレディの女装.でも今回コラムに触発されてPV見直したら,随分と凝ったものでした.伸びのある声もやはり独特だし.またぞろクイーンに魅かれてしまいました.今晩はクイーンだ.
2016/11/23 13:55
1
返信
カタリベ
1966年生まれ
ソウママナブ
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