1986年、脂が乗りまくっていた吉川晃司
吉川晃司の「キャンドルの瞳」は脂が乗りまくってる頃のシングルだ。
発売は1986年1月1日。元旦発売であったが、当時どこも元旦は休みの時代であり、実際はフライング販売により年末に入手した記憶があります。
この時期の吉川晃司を覚えてる人は多いと思う。なにしろ歌だけでなくビジュアル的にも色気があった上に、歌番組でのパフォーマンスが面白い!そしてとにかく身体能力の凄さを見せつけてくれた。だから『ザ・ベストテン』での水球への挑戦はドキドキして観たものです。もともと水球の選手として活躍していたので、運動量が豊富というのもうなずけます。
アイドルとは違う風格!吉川晃司の良さが光る「キャンドルの瞳」
さて、「キャンドルの瞳」で吉川晃司は長髪のカツラに派手なメイクでパフォーマンスを披露したこともある。また、私の記憶が正しければ『夜のヒットスタジオ』だったと思うけれど、フットワークが軽く、スタジオ狭しとステップを刻み、間奏で上げた脚の高さと言ったら…!
それだけではない。アーティスト志向が強かったという吉川晃司にはアイドルとは全く違う風格があり、差別化は成功していたと思っています。
そして、最初は何を歌ってるかわからなかったものの、聴くたびに歌詞が聴こえてくる独特な歌いまわし…。パフォーマンスでも、風格でも、歌でも、とにかく吉川晃司の良さが出ているナンバー、それが「キャンドルの瞳」だと思うんです。
また、後に1988年、布袋寅泰とコンプレックスを結成するのだけれど、シングルをリリースした1986年でコンプレックスを結成しても全く不思議じゃない吉川晃司の当時のセンスの良さに脱帽しますね。
気分は吉川晃司、昔も今もかっこよすぎ!
ところで、正月からこの曲を聴きまくったため、気分は吉川晃司になった男の子は多かったのではないだろうか? じつは、私もそんな男の子のひとりで、学校の上履き、教科書、体操着の名前の欄にいけしゃあしゃあと “吉川晃司” と書いた恥ずかしい思い出があります……。
はぁ… 男の子って、皆おバカですよねぇ…(遠い目)。
そして、大人になった今、吉川晃司みたいなセクシーな男として変貌… しているわけがないじゃないか…!! この当時の男の子達は、今現在メタボに悩む人が大半なのではないだろうか?(笑) 人生、上手くいかないものである…。
それに比べ、この時代の吉川晃司は20歳くらいだったと記憶しているけれど、ハタチの顔じゃないよね、この当時の吉川晃司。かっこよすぎ!!
2020.01.03