2月5日

新生活に効く昭和アイドル12選!元気が出る春の名曲集|松田聖子・西城秀樹・中山美穂…

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【昭和の春うた】中山美穂「色・ホワイトブレンド」竹内まりやが作った資生堂春のCMソング

どちらの曲もターニングポイント! 同日リリースの中山美穂と本田美奈子

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世は4月。街で新入生や新社会人と思しき若者たちを見かける季節となった。新しい環境への期待でワクワクしている人もいれば “上手くやっていけるだろうか?”とドキドキしている人もいるのではないか。

そんなフレッシュマンや、年度替わりで心機一転を図りたい方たちに向けた番組が放送される。歌謡ポップスチャンネル『Re:minder SONG FILE』の「新生活応援!元気が出る昭和アイドルソング」だ。毎回テーマを決めて珠玉のソングファイルをお届けしている同番組だが、今回は昭和50年代から60年代(1975〜1988年)の歌謡界を彩ったアイドルたちの楽曲から、新生活へのモチベーションが高まる12曲で構成する。

ポジティブなメッセージが詰まった西城秀樹の青春賛歌


トップバッターはこの人をおいてほかにない。そう、西城秀樹である。ワイルドなボーカルと、長身から繰り出すダイナミックなアクションで日本中をチアアップした希代のスターは本テーマに最もふさわしい存在だからだ。あまたのヒット曲のなかから今回は「ホップ・ステップ・ジャンプ」(1979年)をセレクトした。

みんなで踊る観客一体型のパフォーマンスを確立した大ヒット曲「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」に続くシングル。作詞の山崎光は「YOUNG MAN」の日本語詞を担当したマネージャーあまがいりゅうじ(この時期 “俺達いもだち” のコピーで注目されたハウス食品「ハウスポテトチップス」のCMで西城と共演)の別名で、前作同様、ポジティブなメッセージが詰まった青春賛歌に仕上がっている。

ブラスバンドが奏でるマーチのイントロから始まるディスコチューンを、ヒデキは映画『追憶』のロバート・レッドフォードを思わせる白い海軍服や、首にタオルをかけたタンクトップ姿などで爽やかに歌唱。オリコンと『ザ・ベストテン』(TBS系)で2位まで上昇するヒットに導き、賞レースの幕開けとなる日本テレビ音楽祭では本作で初のグランプリを獲得した。



あおい輝彦の甘い歌声にもマッチした「Hi-Hi-Hi」


幕開けから勢いがついたところで、2曲目もダンサブルな曲をお楽しみいただく。あおい輝彦の「Hi-Hi-Hi」(1977年)だ。前年の1976年にオリコン1位を獲得した「あなただけを」で『第27回NHK紅白歌合戦』に出場したあおいは、角川映画の第1弾『犬神家の一族』にも出演するなど、歌手・俳優の両面で大活躍。日本のアイドルグループ第1号と言えるジャニーズとしてのデビューから15年を経て、キャリア第2のピークを迎えていた。

キャッチーな頭サビで始まる本作は軽快なリズムに乗せて「♪春になったら 二人の愛も生れ変わるよ」と優しく呼びかける、オールディーズ調のポップス。あおいの甘い歌声にもマッチしており、温かい気持ちになれること請け合いの春ソングだ。作詞作曲は1976年に作家デビューした森雪之丞で、彼にとって初のトップ10入りを果たす出世作となった。

聴けば一緒に口ずさみたくなる大場久美子の「スプリング・サンバ」


1970年代からはもう1曲、大場久美子の「スプリング・サンバ」(1979年)をお送りする。俳優として芸能活動を始めた大場はオーディション番組『あなたをスターに!』(テレビ朝日系)を経て、1977年に17歳で歌手デビュー。キャッチフレーズは “一億人の妹” で、フォトジェニックな魅力から、榊原郁恵や石野真子とともにグラビアやブロマイドでも人気を集めるようになる。

本作は春の到来と恋の始まりを重ね合わせた16ビートのサンバポップ。「♪チャチャチャ~」や「♪アーイエ、オーイエ」の合いの手も楽しく、聴けば一緒に口ずさみたくなる陽気なナンバーだ。当時はニューミュージックの全盛期で大きなヒットには至らなかったが、彼女の屈託のないキャラクターやボーカルが存分に生かされており、今も代表曲として愛され続けている。

ユーミンが手がけ、恋のときめきを活写した「イエ!イエ!お嬢さん」


その大場と同期で、来年デビュー50周年を迎えるのが榊原郁恵。底抜けに明るい笑顔で、お茶の間に元気を届け続けた彼女のレパートリーから、今回はユーミンが呉田軽穂名義で作曲を手がけた「イエ!イエ!お嬢さん」(1980年)をお聴きいただく。

作詞の伊達歩はCMディレクター / プロデューサーから作家 / 作詞家に転じた伊集院静のペンネームで、春を舞台にした恋のときめきを活写。編曲は “イントロの魔術師” の異名をとる船山基紀で、本作でもホーンが鳴り響く冒頭6秒からリスナーの耳を惹きつける。「Hi-Hi-Hi」から「イエ!イエ!お嬢さん」へと連なる3曲は陽春にふさわしいラインナップと言えるだろう。



沖田浩之が歌う「E気持」の1980年代らしいポップでライトな世界観


続く沖田浩之「E気持」(1981年)も船山のアレンジ。ジュディ・オング「魅せられて」を手がけた“阿木燿子(作詞)・筒美京平(作曲)コンビ”の楽曲をチアリーディング風のバブルガムポップに仕上げる手腕を発揮している。

歌うヒロくんは当時18歳。竹の子族のスターとして注目され、『3年B組金八先生』第2シリーズ(TBS系)の不良生徒役で全国区の人気を得ていたため、本作はデビュー曲ながらオリコン8位、『ザ・ベストテン』(TBS系)では6位まで上昇するヒットとなった。同時期に大学生となった彼に当てたキャンパスソングで、恋の進行を表す“A、B、C”のスラングが散りばめられているが、淫靡さは皆無で、1980年代らしいポップでライトな世界観が聴きどころだ。

平均年齢17歳の美少女たち、シャワーの「DO UP・愛ING」


1980年代らしいアイドルソングといえば、6曲目に配したシャワーの「DO UP・愛ING」(1982年)もその1つ。平均年齢17歳の美少女たちがひたすら明るく元気に歌うパーティーチューンで、聴く者のテンションを上げてくれる。

資生堂シャワーコロンのキャンペーンのために結成されたシャワーは、すでにモデルとして活動していた村上里佳子(現:RICACO)、秋山絵梨子(現:陣内恵理子)、矢野有美(1985年にソロデビュー)らを含む7人組ユニット。現在の多人数アイドルグループのルーツとも言える存在だが、ヒットには至らず、シングル2作、アルバム1作を残して活動を終了した。

実力派・桑田靖子の新たな一面を訴求した「マイ・ジョイフル・ハート」


さて、ここからは後半戦。7曲目は桑田靖子の「マイ・ジョイフル・ハート」(1984年)をチョイスした。どちらかと言えばメロウでシックな楽曲を得意とするイメージが強い来生姉弟(作詞:来生えつこ、作曲:来生たかお)からの提供作品だが、本作は全編リズミカルなメジャーポップスで、新しい季節を迎えてうきうきした乙女の心情が余すところなく描かれている。

1983年にデビューした桑田は個性派が揃った同期のなかでピカイチの歌唱力を誇る実力派。1年目は、売野雅勇(作詞)と芹澤廣明(作曲)のコンビによるマイナーアップテンポ系のシングルが続いていたため、「マイ・ジョイフル・ハート」はデビュー2年目に新たな一面を訴求する楽曲となった。桑田は現在もライブ活動を精力的に展開しており、今年3月に開催した43周年の記念ライブではオープニングで本作を歌唱している。



中山美穂が春に芽生える恋心をポップに歌った「色・ホワイトブレンド」


次にお届けする中山美穂「色・ホワイトブレンド」(1986年)もデビュー2年目の第1弾としてリリースされた4作目のシングル。前3作を担当した職業作家(作詞:松本隆、作曲:筒美京平)から一旦離れ、シンガーソングライターの手に委ねられた点や、春に芽生える恋心をポップに歌っているところも「マイ・ジョイフル・ハート」と共通している。

竹内まりやが書き下ろした本作は中山自身が出演した資生堂春のキャンペーンのイメージソング。それまでの勝ち気で大人びたイメージとは異なる、15歳の少女らしい等身大の可愛らしさを前面に打ち出し、オリコン、『ザ・ベストテン』ともに最高5位のヒットを記録した。

西村知美のボーカルの魅力を引き出した「サクラが咲いた」


続く2曲も、春の訪れと恋の予感をテーマにした王道アイドルポップスをお送りする。いずれも1988年の2月に発売された西村知美「サクラが咲いた」と、うしろ髪ひかれ隊「ほらね、春が来た」である。

「サクラが咲いた」は、前作「想い出の冬休み」に続いて松本隆(作詞)、筒美京平(作曲)、武部聡志(編曲)が起用された10作目のシングル。斉藤由貴「卒業」を手がけたトリオだけに、本作でも淡い恋心を繊細なタッチで描き、“とろりん” のピュアなキャラクターとボーカルの魅力を引き出している。

一方の「ほらね、春が来た」は、おニャン子クラブの派生ユニットらしいカジュアルな春ソングだ。川やオタマジャクシ(カエルの子)が登場する歌詞や、グルーヴ感のあるサウンドはキャンディーズ「春一番」を彷彿とさせる。生稲晃子、工藤静香、斉藤満喜子による3人グループということもあって、秋元康(作詞)と後藤次利(作曲・編曲)はオマージュを込めたと思われる。フジテレビ系アニメ『ついでにとんちんかん』のオープニングテーマに起用された本作はオリコンで6位、『ザ・ベストテン』で8位をマークするヒットを記録した。

松田聖子が24作連続1位の快挙を達成した「旅立ちはフリージア」


「サクラが咲いた」と「ほらね、春が来た」がチャートを賑わせた1988年は昭和の最後を飾る1年(翌1989年1月8日より平成元年)だが、終盤の2曲も新しい世界への旅立ちをテーマにした1988年のヒット曲をセレクトした。

まずは松田聖子の「旅立ちはフリージア」から。フジテレビの開局30年を記念した鉄道イベント「オリエント・エクスプレス'88」のイメージソングと、フジテレビ系『なるほど!ザ・ワールド』のエンディングテーマのダブルタイアップが付いた本作は、想いを寄せる彼のもとへ向かうヒロインの高鳴る心を描写。タイアップに則り、移動手段が汽車のため、車輪のリズムと胸の鼓動を感じさせるサウンドがリスナーの気持ちを弾ませる。作曲はタケカワユキヒデ、作詞は本人(“Seiko”名義)、編曲は井上鑑という豪華なキャスティングで、聖子はオリコンでシングル24作連続1位の快挙を達成した(B’zが更新した2000年まで歴代1位を保持)。



夢の世界への冒険をテーマにした光GENJI「パラダイス銀河」


そしてトリは光GENJI「パラダイス銀河」とした。飛鳥涼(現:ASKA)が作詞と作曲を担当した光GENJIのサードシングルで、夢の世界(パラダイス)への冒険をテーマにした旅立ちソング。天真爛漫な歌唱とローラスケートによる躍動感溢れたパフォーマンスは、彼らと同世代の団塊ジュニア(1971年~1974年生まれ)を中心に爆発的な人気を呼び、1988年のオリコン年間1位や日本レコード大賞を獲得する記録的ヒットとなった。

以上12曲、通して観ていただければ、きっとパワーが漲るに違いない。


ココロ躍る音楽メディア「Re:minder」がテーマを決めて珠玉のソングファイルをお届け。



▶︎ 放送局:歌謡ポップスチャンネル
▶︎ 放送日時:
・2026年4月22日(水)24:00〜25:00
・2026年4月30日(木)24:00〜25:00
▶︎ 今月のソングファイル
♪ ホップ・ステップ・ジャンプ / 西城秀樹
♪ Hi-Hi-Hi / あおい輝彦
♪ スプリング・サンバ / 大場久美子
♪ イエ!イエ!お嬢さん / 榊原郁恵
♪ E気持 / 沖田浩之
♪ DO UP・愛ING / シャワー
♪ マイ・ジョイフル・ハート / 桑田靖子
♪ 色・ホワイトブレンド / 中山美穂
♪ サクラが咲いた / 西村知美
♪ ほらね、春が来た / うしろ髪ひかれ隊
♪ 旅立ちはフリージア / 松田聖子
♪ パラダイス銀河 / 光GENJI
▶︎ 番組ページ:Re:minder SONG FILE

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2026.04.15
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