11月28日

ヒットしたのかしないのか!?「スタレビ」は奇蹟のライブキング!vol.1

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photo:Stardust Revue Official  

音楽雑誌に勤め始めた1982年、最初にスターダストレビューを見たのは、吉祥寺のシルバーエレファントという小さなライブハウスだった。彼らはデビュー2年目、セカンドアルバム『今宵はモダン・ボーイ』がリリースされる直前の頃か、直後か。シチズンのコマーシャルにもなったデビュー曲「シュガーはお年頃」は期待に反してなぜかまったく売れる気配がないまま1年が過ぎ、それでも、小さいとはいえシルバーエレファントはお客さんでぎっしりいっぱいだった。

そのときそのパフォーマンスがあったかどうか記憶は不確かだけど、当時のキーボード、三谷泰弘は鍵盤に飛び乗って演奏したり、ギター&ボーカルの根本要は盛り上がるとバク宙を披露したり、とにかくライブはいつも熱気に満ちていた。根本のMCはミュージシャンとは思えないほど面白く、もちろん歌も演奏も素晴らしかったからだが、レコード(まだCDの時代ではなかった)が売れようが売れなかろうが、ライブを見に来るお客さんはジリジリと増え続けていたのだ。

その頃は、終演間際のMCで、根本が「次はお友だちも誘って来てください」と決まり文句のように喋っていたが、実際、彼らのライブを見てその多彩なパフォーマンスに感銘を受けたお客さんたちは、根本との約束を果たすべく、次は友だちを誘って見に来ていたんじゃなかろうか。

今でこそ、ライブで弾けるほど盛り上がる定番曲をいくつも持っているスターダストレビューだが、82年当時、ぼくが「こりゃすごい!」と思わずハイテンションになった曲は「銀座ネオンパラダイス」(81年11月発売)。いつもこの曲が演奏されるたび、みんなが一体となって熱狂していく快感を味わい、ぐるんぐるん尻尾を振って喜ぶ犬のような気持ちで、体を揺らしながら絶頂を迎えていたのだった。

ぼくは彼らを初めてみたときから、いっぺんでファンになってしまっていたのだ。(vol.2に続く)

2016.08.31
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カタリベ
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