新年、おめでとうございます。
昨年中は、遅ればせながら
Sptify にハマっていた鎌倉屋です。
今年もよろしくお願い致します。
そうそう、この Spotify とかいうヤツですが、望めば友人同士でフォローし合えるところも良いのですが、月々980円(Premium)で、好みの曲が大概聴けるし、新譜はもちろん過去の曲へのアクセスも格段にしやすくなっている。お気に入りの楽曲で作るプレイリストには、かつてカセットテープに「マイ・フェイヴァリットソング vol.1」などとラベルを張って自分だけのカセットテープを作っていたときのご満悦感があり、今ではちょっとしたマイブームです。
Spotify を使って最初は、ただただ自分の好きな曲だけを聴き潰していたんですが、Re:minder に寄稿したり、他のカタリベの方々の文章を読んだりしているうちに実に様々な楽曲に触れるようになって、昨年中は聴く曲の幅がかなり広がりました。
歌謡曲、ニューミュージック、リズム&ブルース、ブルースロック、パンクロック、ハードロック、ヘヴィーメタル、ゲームミュージック、アニソン、演歌、Jポップ、フュージョン、映画音楽、クラシック…。
『男おいどん』の四畳半のように狭かった私の音楽への興味は、いまや 3LDK ぐらいにはなったでしょうか。
ただし Spotify で、聴きたくても聴けないアーティストは当然います。それでも、そういったアーティストのカヴァー曲は結構ありますね。マーシーの「アンダルシアに憧れて」などは、山崎まさよしでよく聴いています。他のアーティストによって歌われる楽曲は当然のことながら、原曲とは違った匂いを放ちます。そんななかから、すごく気に入ってしまったものが幾つかありました。この頃は「極めて・自分好み」の様々な音源を見つける日々が続いています。今日はそんなカヴァー曲をいくつか紹介したいと思います。
女性が男性の曲を歌うのは、なかなかいい――。
ひとつめは高畑充希の「木蓮の涙」なんてどうでしょう。収録アルバムは『PLAY LIST』、高畑さんは2013年に NHK 連続テレビ小説『ごちそうさん』で人気を博したあの可愛らしいお嬢さんです。
アニメ映画『ひるね姫』では、声優として主人公を演じ、主題歌「デイ・ドリーム・ビリーバー」を歌っています。清志郎さん(ゼリー)の歌詞で知られるあの名曲を見事に自分のものにしていました。カヴァーの実力は折り紙付きで、彼女が歌うスターダスト・レビューの曲も実に良いハマり具合ですよ。
原曲の「木蓮の涙」は1983年のリリース。死別した恋人に送る言葉が切なく、詩的な響きを持つ美しい曲、作曲はベース&ヴォーカルの柿沼さんです。「クレイジー・ラブ」「ふたり」でも久しぶりに聴いてみようかな。
さて、新年でもありますし、元気な曲も良いですね! 私の場合、元気と言えば、やはり PUFFY です。ジャパニーズエイティーズをバッチリカヴァーした『THE HIT PARADE』の楽しさと言ったら――
1曲目から BOØWY の「IMAGE DOWN」で始まるこのアルバム、サウンドプロデュースを奥田民生さんがしているというので聴いてみたのですが、曲に対する解釈の自由さにひれ伏します。
なかでも一番のお気に入りは、5曲目の『ハイティーン・ブギ』。かのアイドル歌謡をクールスRC も真っ青のロカビリーサウンドに仕上げるあたり、さすがです。メロディラインは、ほぼ変わらず、達郎さんが作曲した曲だけに、元々こういう曲だったんじゃないかとも思えてきます。そして、しっかり PUFFY の曲になってる。
あと、2019年は、正直なところあまり頑張らずに、気負わず脱力して生きたい人におすすめなのが、8曲目の「人にやさしく」。
ブルーハーツのパンクロックが、なぜこれ程までに、ド頭から最後まで強烈に脱力しているのか、ホント気が狂いそう。謎は深まるばかりです。でも、それがいいんです! これはもう PUFFY ならではの魔法のようなカヴァーと言えるでしょう。これも一つの解釈、名付けて… ゆるふわパンク!
期待はずれの言葉を言う時に
心の中ではガンバレって言っている
聞こえて欲しいあなたにも
ガンバレ!
2019年… PUFFY の「ガンバレ!」にゆる~く応援されてみてはいかが。
2019.01.02
YouTube / ワーナー ブラザース 公式チャンネル
Spotify
Spotify
Information