7月8日

1981年夏、ビートを手に入れたゴーゴーズとアイスクリーム・エクスプレス

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ゴーゴーズのファーストアルバム「ビューティー・アンド・ザ・ビート」が全米でリリースされた日(ウィ・ガット・ザ・ビート 収録)
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photo:UNIVERSAL MUSIC  

アイスクリーム・エクスプレス、それはリレー方式の特急便


夏が来れば思い出すのは何も “尾瀬” だけではない。私にとって忘れたくても忘れられない夏の思い出と言えば “アイスクリーム・エクスプレス” である。

説明しよう―― 高校時代を全寮制男子校で過ごした小生であるが、この学校は平日の外出が禁止されていた。また、ドライヤー以外の電気製品の使用も禁止されており、当然冷蔵庫など気の利いたものはなかった。

夏の暑い日になると「お~い一年、ちょっと来い」と上級生から呼ばれ「暑いからアイスが食べたい」とリクエストが下される。

「勝手に食べれば?」などとは口が裂けても言えない。

結果、外出が禁止されているので、教員の目を盗んで片道3キロの裏の山道を通って買い出しに行かなければならない。当時は保冷パックなどないので、ちんたらしていたらアイスが溶けてしまう。

そこで1キロ置きに人を配置して、アイスを買ったら猛ダッシュで山道を駆け上るのである。そこからリレー方式で次々にアイスを運び、溶ける前に上級生の元まで届けるのが “アイスクリーム・エクスプレス” であった。

当時相当体を鍛えてはいたのだが、それでも1キロの山道を猛ダッシュで駆け上がればハートがビートを刻む。

ゴーゴーズとビートは一蓮托生「ウィ・ガット・ザ・ビート」


さて、ビートを刻むと言えばこのバンドしかあるまい。奇しくもアイスクリーム・エクスプレスを敢行していた1981年、ゴーゴーズの「ウィ・ガット・ザ・ビート」がリリースされた。

ちょっと強引な話の展開になったが、実は他のカタリベさんに触発されてゴーゴーズの事を書いている。詳しくは『眩しすぎた西海岸の夏、ゴーゴーズのバケーションはヴェイケイション!?』を参照願いたい。

そもそも “ゴーゴー” とは “同じビートを延々と刻む音楽” とされており、その名前の通りゴーゴーズとビートは一蓮托生、表裏一体なはずである。

その彼女たちがわざわざ、改めて “私たちビートを手に入れたの” と宣言したタイトル曲をリリースしたのだから聴かない訳にはいかないだろう。私は早速レンタルレコード屋へと走った。

この頃ヘビーメタルばかり聴いていた私にとって、アメリカ西海岸の陽気なカリフォルニア娘が歌うポップでビートの利いた曲に接したとき、「ごめん、俺、間違ってたわ。いままでの路線を変更するよ」と、黒いピッタリ足に張り付くズボンを脱いで、膝丈のバミューダ-パンツを買いに走ったものだった。

もしかしたら私にとって1981年の夏が一番走った年かもしれない。


※2016年8月16日に掲載された記事をアップデート

2020.07.08
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1965年生まれ
ルパン四世
アイスクリーム・エクスプレスというアイスクリーム屋さんをやりたいですね。
取りあえず商標押さることをお勧めします(笑)

太田さんのコラムでも書かれてる、ゴーゴーズの卒業生べリンダ・カーライルのヒット曲「ヘヴン・イズ・ア・プレイス・オン・アース」を聴いて当時を懐かしみましょう!

https://www.youtube.com/watch?v=SWTDQ4-CnB4
2016/08/21 00:59
4
返信
1967年生まれ
時の旅人
あり得ないシュチュエーションが多かった青春時代で、トラウマになっております。
2016/08/17 15:39
1
返信
1965年生まれ
ルパン四世
時の旅人さんって、凄い青春時代を過ごされたんですね。

ゴーゴーズ、久しぶりに聴きました。懐かしいですね!
失礼ですけど、こんなビジュアルでしたか・・・

同じガールズバンドでプリンセス プリンセスを思い出してしまいました(これも失礼ですね・・・)。
2016/08/16 20:38
0
返信
カタリベ
1967年生まれ
時の旅人
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