11月21日
1987年はバンドブーム元年!東京モッズシーンから飛び出したコレクターズ
29
0
 
 この日何の日? 
ザ・コレクターズのメジャーデビューアルバム「僕はコレクター」がリリースされた日
この時あなたは
0歳
無料登録/ログインすると、この時あなたが何歳だったかを表示させる機能がお使いいただけます

 
 1987年のコラム 
ジョージ・マイケルとマイケル・ジャクソン、透明ランナーはどっち?!

夕方の再放送枠を塗りつぶせ!ダンディー鷹山とセクシー大下の疾走

人は見かけで判断しちゃダメ!リック・アストリーは最高のソウルシンガー

トラウマという音楽ジャンル、冷や汗ものの「サーフ天国、スキー天国」

クリスマスソングの裏名曲「ニューヨークの夢」を描くポーグス!

ペット・ショップ・ボーイズを聴くと思い出す、ブラジル青春グラフィティ

もっとみる≫

photo:中古レコ屋のあくび指南  

1987年はバンド・ブーム元年と言ってもいいだろう。ブルーハーツ、ユニコーン、レピッシュ、バクチクなどが次々にデビューし、音楽雑誌の数も一気に増えた。そんな中にコレクターズがいる。東京モッズ・シーンの中心にいた彼らだったが、チャンスが浮上してきたのは少し違った畑からだった。

86年~87年にファントムギフト、ヒッピーヒッピーシェイクスを中心としたネオGSブームがあり、ファンの女の子たちは60'sテイストのファッションに身を包んでいた(渋谷系の源流はここだとも言われる)。87年4月にリリースされた『Attack of… Mushroom People!』というオムニバスアルバムにコレクターズは「COLLECTOR」(「僕はコレクター」の初期音源)で参加していて、これが注目を集めたことによってレコード会社から声がかかった。

しかしこの括りに入れられたことを「イヤだったよ~。俺らはモッズなのにさ」と加藤ひさしは今も言う。他にもストライクス、レッド・カーテン(オリジナルラブの前身)、ワウワウヒッピーズ、ブラボー小松、沖山優司などが参加しているが、やはりキワモノ感、B級感が強いネオGSブームは実質的に1年ももたなかった(その後も好事家たちには愛され続けた)。

加藤ひさしのこだわり話を、高校時代から師事していたGREAT3の片寄明人に聞いたことがある。「加藤さんちにレコードを持っていくと、これアメリカ? イギリス? って聞くの。アメリカのアーティストのレコードは絶対にかけさせてくれなかった」。家でもタイトなモッズ・スーツを着ていたというから相当なものだ。

コレクターズの面白武勇伝はキリがないが、そのほとんどがギタリストの古市コータローに縁るものだ。面倒見がいい親分肌の彼を慕うミュージシャンも多く、かつてローディーを務めたエルマロのアイゴンは「俺がステージで倒れたら続きはおまえが弾くんだぞ」と言われ真に受けていたという。

80年代の東京では、こんな風に後に名を成すことになるミュージシャンたちがもつれ合って日々を過ごしていた。ヒロトとマーシーの物語も、草野マサムネの物語もここに重なる。「30年も続くなんて思っていなかったねぇ」と笑うコレクターズは、2017年3月1日に初めて武道館のステージに立つ。30年かけてたどり着いた夢の舞台を、たくさんのバンドマンが祝福するはずだ。

2016.11.22
29
  YouTube / nkt nkt


  YouTube / nkt nkt
 

Information
あなた
Re:mindボタンをクリックするとあなたのボイス(コメント)がサイト内でシェアされマイ年表に保存されます。
カタリベ
1962年生まれ
佐々木美夏
コラムリスト≫
22
1
9
8
5
終わりなきレコードハントの旅、ネオモッズのレア大名盤を探せ!
カタリベ / ソウマ マナブ
26
1
9
8
7
ユニコーンのキラーチューン「Maybe Blue」のイントロが連れてくる風景
カタリベ / 佐々木 美夏
204
1
9
8
7
田中泰延が会社を辞めたほんとうの理由、迷走王ボーダーとブルーハーツ
カタリベ / 田中 泰延
14
1
9
8
8
1988年、RCサクセション、ブルーハーツ、佐野元春、そしてミュートビート
カタリベ / 太田 秀樹
181
1
9
8
7
ブルーハーツはいまも目の前。あきらめるなんて死ぬまでないから
カタリベ / 田中 泰延
51
1
9
8
3
ロックバンドの革命として語り継がれるザ・モッズ80年代の軌跡
カタリベ / 本田 隆
Re:minder - リマインダー