ヒット曲というのはCD、レコードの売り上げはもちろんラジオの熱心なリクエストにより徐々に火がつくパターンも多い。
チャートも大体そのヒットしたものに順ずる傾向が多いです。しかし、わが金沢のFMチャートで上位に食い込む曲は…
■まだ一般的ではないけど個々に惹かれるものがある。
■新しい物好き。
■自分が見出した! っていう欲。
といった石川人特有の(福井にも富山にもない)県民性・人格形成によるものが多いです。
1985年、知名度的にはまだまだだったTMネットワーク「YOUR SONG」がランキング上位になり、翌年「Come on Let's Dance」ではPINK「DON’T STOP PASSENGERS」と1位争いをするという『どこのカレッジチャートやねん?』という現象があったのです。
まず、当時の北陸における状況を簡単に説明しておきますと…
ロックの情報といえば、DJ渡辺実さん司会の『POP NIGHT』というローカル番組と『ベストヒットUSA』。野外イベント『POP HILL』が毎年恒例で行われ、アン・ルイス、RCサクセションが毎年出ていた時期があり、TMは参加していませんでしたがPINK、ユニコーン、爆風スランプなどが出場していました。
その後も金沢特有のカレッジ傾向は続いており、ボニーピンク、ラブサイケデリコ、ムーンチャイルドなどデビュー時から注目され、ラジオきっかけで火がつくことが多いのです(逆にチャンネル数が少ないので情報が集中しやすかったのかもしれません)。
ところで、石川でライヴを行うアーティストが、ほぼ90%以上の確率で戸惑うのですが、石川のファンは地味に熱いのです。
奥ゆかしい石川人が音楽イベントに参加するスタイルとしては、やたら盛り上がることはせず、じっと耳を傾け曲がおわるとじわりと拍手するというのがパターンなのです。ただし一度食らいついたら離さないのが石川のファンという奴です。今回もローカル色が強すぎたでしょうか?すいません(汗)。
そして次回もラジオとのつながりが深い人として「さだまさしのセイヤング」について書きたいと思っています。
2017.06.30
YouTube / harco4649
YouTube / hatino7
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