薬師丸ひろ子さんが音楽を聴いて涙をこぼすというテクニクスオーディオのCMがとても印象的で忘れられない。このCMが流れていたのは1981年。大ヒットした映画「セーラー服と機関銃」の公開直前だったので彼女の人気を一気に持ち上げたという意味ではターニングポイントとなる作品だった。とにかく音楽を聴いて涙を流すというその純粋さに心を鷲掴みにされたのを今でも覚えています。
当時、彼女は私立校の芸能コースではなく都立高の普通科に入学して芸能活動と学業の両立を全面に打ち出していました。そういう状況もあって他のアイドルとは一線を画していてテレビでなかなか観ることができないもどかしさも彼女の出演するCMや映画に夢中になった理由でした。彼女がリリースした曲も何度も繰り返し聴いていましたね。あの透き通ったハイトーンヴォイスは今までのアイドルにはない純粋性を持っていました。まさにあれこそ天使の歌声。
薬師丸さんの曲は来生たかおさんや南佳孝さん、松本隆さんなど超一流の作曲家が生み出してきたので名曲ぞろい。特に主演映画の主題歌は曲名を変えて作曲したアーティストもリリースしていたりするので聴き比べてみると楽しい。まずは薬師丸さんの透き通るようなハイトーンヴォイス。そして、大人の魅力で聴かせるアーティストヴァージョン。
ちなみに私のカラオケの十八番は「夢の途中(セーラー服と機関銃)」と「スタンダード・ナンバー(メインテーマ)」だったりします(笑)。ともに楽曲提供したアーティストが男性なので何気に歌いやすいのが良いと思いませんか?
セーラー服と機関銃
作詞:来生えつこ
作曲:来生たかお
発売:1981年(昭和56年)11月21日
2015.12.27
YouTube / usplan101
YouTube / The Foxes 101
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