5月16日
これぞアイアン・メイデンの完成形、アルバム「頭脳改革」を聴いてみて!
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photo:ironmaiden.com  

80年代のヘヴィメタルシーンを語る上で、アイアン・メイデンを外すわけにはいかない。バンドの結成は1975年だけど、メジャーデビューは1980年。まさに彼らは1980年代のヘヴィメタルシーンを牽引することになる。

ヘヴィメタルファンの方なら聞いたことがあるかとは思うけど、NWOBHMという言葉をご存知だろうか。NWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)とは、70年代後期、イギリスで勃発した音楽ムーブメントのことで、簡単に言うと、この時期に続々と登場したハードロック / ヘヴィメタルバンドの総称だ。

ブリティッシュロックの低迷からの復権を願った評論家達によって作られた言葉で、アイアン・メイデンはこのNWOBHMの代表的なバンドとされている。

僕は、アイアン・メイデンがこのNWOBHMという枠の中で語られるのが嫌いだ。何故ならば、彼らはそんな一過性のブームで終わってしまうようなバンドではなく、ディープ・パープルやレッド・ツェッペリン、AC/DCなどと並び立つ歴史に残る存在であるからだ。

僕がアイアン・メイデンを聴き始めたのは高校1年の時。僕にはハードロック / ヘヴィメタルの師匠(同じクラスの女の子)がいるのだけど、その師匠から薦められて聴いたのが、彼らの2枚目のアルバム『キラーズ』。もちろんすぐに夢中になった。

聴く前は、アルバムジャケットに登場する、彼らのキャラクターであり、アルバムジャケットなどに登場するエディ・ザ・ヘッド(通称エディ)のイメージから、おどろおどろしい曲、暗い曲が多いのかなと思ったのだけど、聴いてみてビックリ、なんと繊細で、なんて荘厳なんだろうと思った。

まるでオペラなどの舞台を見ているようだ。そう、これは他に類のないもので、僕は「アイアン・メイデン」というジャンルがあってもいいのでは、と思ったほどだ。

だから、アイアン・メイデンを聴いたことがない方に、是非一度、彼らの曲を聴いて欲しい、というのが今回のコラムの主旨。お勧めしたいアルバムは4枚目のアルバム『頭脳改革』だ。

実はアイアン・メイデン、この前のアルバム『魔力の刻印』から、新ヴォーカルとしてブルース・ディッキンソンを迎えている。脱退したヴォーカルはポール・ディアノ。

このヴォーカルの交代には賛否両論あったものの、僕に言わせると、圧倒的にブルースの方が上手い。この声域の違いは大きく、リーダーであるベースのスティーヴ・ハリスも元々ブルースを狙っていたということだから、このヴォーカルの交代で、スティーブが考える理想のメンバーに近づいたということだ。

新しくブルースが加わった『魔力の刻印』ももちろん最高のアルバムで、正直『頭脳改革』と甲乙つけがたい。

では、何故『頭脳改革』をお勧めするかというと、このアルバムからドラムがニコ・マクブレインに変わり、この後長く続き、僕もベストだと思う黄金期のメンバーが揃ったということと、『魔力の刻印』では、加わったばかりで曲作りに参加していないブルースが、『頭脳改革』では、しっかり曲作りに参加しているということ。

あくまで自論だけど、このアルバムがアイアン・メイデンの完成形と言っていいからだ。

もうひとつ理由があって、このアルバムの3曲目「イカルスの飛翔」、4曲目「邪悪な預言者」、5曲目「明日なき戦い」が滅茶苦茶カッコイイ。

僕はいつもこの3曲を連続で聴くのがたまらなく好きだ。皆さんにも、是非続けて聴いてみて欲しい。きっと自然にヘッドバンキングしているはず。特に、「明日なき戦い」はアイアン・メイデンを代表する名曲の一つです。

1985年4月14日の中野サンプラザ、僕と師匠はアイアン・メイデンのコンサートに足を運んだ。なんとこの時、幸運にも最前列の左に陣取る。ツインギターの片割れデイヴ・マーレイのすぐ前だ。物凄く興奮したことを覚えている。でも同時に緊張した。それは何故か。しっかりヘッドバンキングしないとデイヴに怒られるんじゃないかと思って…。

だからホントはメンバーの一挙一動をじっくり観察したかったのにヘッドバンキングをかなり一生懸命やった。ヘッドバンキングをするとステージが良く見えなくなるので、一番前の席も良し悪しだ。

それにしても、隣にいた師匠のヘッドバンキングは凄かったなぁ〜、カッコ良かったなぁ〜。改めて彼女を尊敬した夜でした。

2017.04.18
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カタリベ
1965年生まれ
藤澤一雅
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