6月21日

ABC がやって来る、マーティン・フライは本当にカッコいいんです!

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ABC のファーストアルバム「ルック・オブ・ラヴ」がリリースされた日
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photo:abcmartinfry.com  

私はビルボードライブに足を向けて眠れない。

去年はハワード・ジョーンズ、今年の夏はニック・ヘイワード、そして今月、2018年10月には ABC を呼んでくれるのですもの! ありがたい、ありがたい。

マーティン・フライは王子様というより、私の中ではマーティン先生。シマあつこ先生が『音楽専科』で当時連載していた『8ビートギャグ』の影響です。あと、8ビートギャグの中では大顔連(マイケル・モンロー、ボーイ・ジョージ、マーティン・フライ)のメンバーでしたね。若いけれど、時代劇とかバッチリ似合いそうな大御所感がそう感じさせた?

あ、実際に大きいかも。

いや、でも… なんとも言えない大御所感、キレと艶のある声に相まって本当にカッコいいんです! マーティン・フライは!

ABC といえば、アルバムごとにカラーが違うのも特徴というか、魅力ですよね。1枚目が「ルック・オブ・ラヴ」の入っているアルバム『The Lexicon of Love』(邦題:ルック・オブ・ラヴ)。トレヴァー・ホーンプロデュースで、さすがに名曲揃いだし、誰が聴いてもきっと「最高 of 最高」の全英1位アルバム。

2枚目の『ビューティ・スタッブ』はロック寄り。このアルバムがマーティン・フライの声の魅力を最大限に生かしていると私としては思っているんですが、イマイチヒットに結びつかなかったのが残念。でも、大好きなアルバムでヘビロテでした。

3枚目は POP にグゥゥゥーーンと傾いたアルバム『ハウ・トゥ・ビー・ア・ジリオネアー』あまりの変貌っぷりにびっくりしたけど、実は私はこのアルバムがとっても好き。曲も PV も POP! POP! なのに、マーティン・フライのあの声のおかげで安定感があって聴き応えのあるエレポップアルバムに仕上がってる。

このアルバム、歌詞カードにメンバーのイラストが散りばめてあって素敵。歌詞カードをコピーして教科書のブックカバーにして四六時中眺めていたのを覚えています。ジャケットもイラストで全体的なデザインもとてもお洒落だった。PV も素敵で「ビー・ニア・ミー」のロン毛マーティン先生のヒョウ柄ファッション、マーク・ホワイトのモヒカンリーゼントは必見です。同じくシングルカットされた「ハウ・トゥ・ビー・ア・ミリオネアー」は全編ディズニー風のアニメになっていて楽しい。途中でボーイ・ジョージを思わせるモンスター? が出てきて、かわゆいんで、要CHECK!

その後、4枚目にはマークと2人で原点回帰的なアルバム『アルファベット・シティ』を出してヒットを飛ばしたのに… 5枚目6枚目はまたしても冒険してしまったせいか、振るわずに活動を一時休止。

でも、2016年には『The Lexicon of LoveⅡ』という、ファーストアルバム『ルック・オブ・ラヴ(The Lexicon of Love)』の第2期的なアルバムを堂々発表しました。これ、キラキラです! 売れたアルバムの焼き直し的な感じじゃなくて、いろいろなアルバムを出してきた ABC の集大成となってます。ここに来て、彼らの魅力が再び大爆発しているんです。

2016年の来日はアルバムが発表される前だったので、リリースされてからの来日は今回が初めて! どんなコンサートになるのか今から楽しみです。声の具合もよろしいようですし、マーティン先生の生声で一緒に ABC に酔いしれましょう ♪

皆さま、是非是非、足を運んでみてくださいませ。

2018.10.10
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  YouTube / ABCVEVO


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