あの娘のため息
あの娘の眼差し
あの娘のくちびる
青い小鳥
青い小さな花
それらは僕の手のひらにある星屑
誰にもみせたくない
僕だけのもの
僕のものさ
でもでもそっと教えてあげる
たぶん君のそばにも咲いているよ
君はもうつかんでいるんだよ
イギリスのロックバンド ポリス
Every Breath You Take
スティングのかすれた声は
宇宙に響く讃美歌にも聴こえる。
何故って愛に溢れてるもの。
本当は自分のものにしたいけれどできない、
しないのが美男子というものなのよね。
そして1987年のソロ作
Fragile
この曲を初めて聞いた時
子守歌の様に思えた。
遠くの戦場にいる我が息子への想い。
あるいは反対に息子が故郷にいる母を想う
無味乾燥とした地をひたすら歩く男達の哀しみ。
抱いているギターは母に抱かれたみどりごかも知れぬ。
出来ることならこの世から
戦いという悲しみを無くしてもらいたい。
戦争を作るのが男なら
悲哀と共にするのも男。
母はどんな状況でも我が子を守りたいと思うもの。
この名曲はそんな感情まで呼び起こす。
スティング
類い稀な印象的な声で
この世の脆さや危うさを訴える
母のようでもある。
2016.12.20
YouTube / ThePoliceVEVO
YouTube / StingVEVO
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