8月1日

80年代カラオケの実情:大人の香りと甘い歌声、SWEET MEMORIES

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松田聖子のシングル「ガラスの林檎 / SWEET MEMORIES」がリリースされた日
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photo:ORICON STYLE  

「80年代 カラオケ」などのキーワードで検索すると、リアルタイムのカラオケではほとんど聴いたことがない曲まで現れます。当時、京都木屋町のカラオケスナックでほぼ毎日働いていた自分にとっては相当な違和感があるのです。そこで、この連載では「80年代、本当に歌われていた曲だけ」を取り上げてみようと思います。

バーのステージで歌う歌姫とそれを見つめる男。ハードボイルドのワンシーンにありそうな「イキな大人の香りがするシーン」をペンギンが演じる。それが、サントリーCANビールのCMで注目されました。

あまりにも有名なこのCMで一世を風靡したのが松田聖子さんの『SWEET MEMORIES』。当初は、アーティスト名が公開されず、「誰が歌っているの?」と話題になりました(所ジョージさんのMCもよかった)。

CMがあまりに人気だったのか、その後ペンギンが缶にも描かれ、さらには、「ペンギンズバー」という名のビールも発売されたのです(実際の飲み屋もオープンした)。

その頃、旅行代理店にお勤めのTさんは、夏場の外回りの最中、のどが渇いたらミニCANを飲むといっていました。「仕事中に飲んでいいんですか?」と驚く私に、「夏ならば、酔う筈がない。むしろ栄養補強としてビールは最高」と豪語していたのを覚えています。

しかしこの曲、本当によくカラオケで歌われました。女性が来店すると、ほぼ2人に1人の割合ぐらいだったと思います。当時は、8トラのテープが基本でしたが、常にそのテープを用意していた記憶が蘇ります。


SWEET MEMORIES / 松田聖子
作詞:松本隆
作曲・編曲:大村雅朗
発売:1983年(昭和58年)8月1日

2016.02.29
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  YouTube / CM boogie
 

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そもそもがノスタルジーを刺激するように創られたものでしょうけど、35年近く経った今なお郷愁感を誘うのは凄いことのような気がします。こういうのがエバーグリーンなのか。
2017/08/02 00:08
1
返信
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