1986年、女性のバイブル「anan」で彼氏に乗ってもらいたい車1位に輝いたのがホンダのプレリュード。助手席のリクライニングシートの取手が運転席側にも付いており、いきなり座っている彼女を押し倒して上に被さり「いいじゃないか!」という事件が頻発したことから「いいじゃないかシート」と命名された。このネーミングをホンダ側は全面否定している。当時プレリュードにさえ乗っていれば、Bランクの男もAランクになり、CランクもBに昇格された。
カーステレオから流れる曲はもちろんユーロビート。中でもバナナラマのヴィーナスは欠かすことは出来なかった。原曲は69年のショッキング・ブルーだが、第二次ディスコ世代にはバナナラマのカバーの方が有名だろう。
さらにそれを日本語カバーした長山洋子は、その後演歌歌手として成功しているのは周知の通り。話はそれたが、友人がドライブデート用のユーロビート集を作るために「You&I」というレンタルレコード屋さんに付き合わされ、徹夜で編集作業をした事が思い出される。
80年後半「プレリュード&ユーロビート」の組み合わせで落ちない女は存在しなかった。友人はこの時落とした女性と一家4人、群馬で幸せに暮らしている。
2016.02.07
YouTube / RHINO
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