カラー・フィールド以降のテリー・ホールを追いかけた後は、やっぱり最初のメジャー契約バンド、スペシャルズに行き着きます。で、聴いてみると、「スカ、めっちゃカッコイイ!! 何で今まで聴かなかったんだ!」です。単純な私は、2トーンものは勿論レゲエ、ダブの世界までずっぽりはまりました。余談ですが、私の周りのレゲエにハマった人の経緯としては、パンクが好きでクラッシュにはまり、そのカヴァー曲からスカ、レゲエにいったというパターンが多いのですが、何か私は遠回りしちゃったかなと。 しかしながら2トーンものまでしっかり聴き込めて、なんだか小難しそうに思っていたエルヴィス・コステロを楽に聴くことができたとも思います。コステロにハマったらもう音楽の幅は広まるばかり。経験された方はさぞ多いことでしょう。何しろクラシック、ジャズ、カントリーに至るまで本格的に取り組んだ人ですから。 話がそれましたが、テリー・ホール。顔立ちは美形なのですが、ちょっと鼻にかかったネクラ(死語?)ヴォーカルがいまいち受けないのか、日本ではそんなに人気が爆発したことがありません。内省的にも聴こえるそのヴォーカルが魅力なんですけどねえ。スペシャルズでもジェリー・ダマーズというリーダーに存在感では勝てませんでしたし、どこか地味なんでしょうか。私はカラー・フィールドを長く続けて欲しかったんですが、それぞれのグループが長続きしなかったのも人気が定着しない理由でもあるでしょう。 スペシャルズ以外のファン・ボーイ・スリー、カラー・フィールド、テリー、ブレアー&アヌーシュカ、ヴェガス、そしてソロとほぼ全キャリアを総括するベスト盤「Terry Hall / The Best Of 1981/1997」がリリースされてますので、是非その類まれなる才能に触れてみてください。
2016.06.16
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