10月27日

80年代は洋楽黄金時代【ドラムイントロ TOP5】記憶に残る名演!

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ヴァン・ヘイレンのシングル「ホット・フォー・ティーチャー」が米国でリリースされた日
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ライブで実感、ドラムで始まるイントロのワクワク感!


ちょっと前に僕はリマインダーで『80年代は洋楽黄金時代【ギターリフ TOP5】ギターはまだ終わってない!』というテーマでコラムを書かせてもらったのだが、今日はその続編と言うか、ドラムから始まる楽曲について紹介したい。

楽曲のイントロには様々なパターンがある。ドラマーのカウントに合わせて、プレーヤー全員が “じゃーん” と一斉に音を鳴らして始まる曲もあれば、各パートが少しずつ重なっていくような曲もある。僕は後者のじわじわ盛り上がる感じが大好きで、特にライブに行くとそれを最も実感できる。中でもいきなりドラムが始まった時のワクワク感は、生演奏を聴く醍醐味のひとつだと思う。

ドラムイントロの曲には、主に2つのパターンがあると思う。ひとつは、その曲の基本パターンが淡々と始まるパターン、もうひとつはフィルイン(Fill-In)的なフレーズから始まるパターンである。ちなみに、フィルインとは、一定のパターン演奏を繰り返す中で、パターンの最後や楽曲の繋ぎ目の1~2小節の間に差し込まれる即興的な演奏のことである。

で、前者の代表として僕が思い浮かぶのは、スティーヴィー・ワンダーの「迷信(Superstition)」だ。この曲のドラムはスティーヴィー自身が叩いていて、特徴的なことは何もしていない。ごくごく単純なリフなのに、サウンドを聴けばすぐに何の曲か判る。こういうのを “名演” と呼ぶのかもしれない。

後者の代表を選ぶなら、僕はポール・サイモンの「恋人と別れる50の方法(50 Ways To Leave Your Lover)」を挙げたい。この曲のマーチングっぽいイントロは、ドラムに関して全くの素人である僕でさえ、叩いているのがスティーヴ・ガッドだとすぐに判った。非常に印象的なフレーズである。

70年代ロックバンドの特徴的なドラムイントロ


また、このような特徴的なドラムイントロが数多く見られるのが、ロックバンドだ。例えば、エアロスミス「ウォーク・ディス・ウェイ」やザ・ナック「マイ・シャローナ」は前者に該当するが、このイントロを知らない人など誰もいないんじゃないか、と思うほどだ。

一方、ディープ・パープル「ファイアボール」でのイアン・ペイスのプレイは、いきなり感があって何だか凄い。まさに後者の代表例だ。ちなみに、このバンドのギタリスト、リッチー・ブラックモアが脱退後に結成したレインボーの「スターゲイザー」も印象的だった。日本の元ハードロック少年達なら、この曲のコージー・パウエルのプレイを最高のドラムイントロに選ぶかもしれない。

そして、ドラムと言えば絶対に外せないのが、レッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムだ。「天国への階段(Stairway To Heaven)」が収録されていることでも知られる名盤『レッド・ツェッペリンⅣ』には、「ロックン・ロール」や「レヴィー・ブレイク(When The Levee Breaks)」といった、強烈に印象に残るドラムイントロの楽曲があるので、ぜひ聴いてみて欲しい。

とまあ、こんな風にドラムについて語り始めると、どうしても70年代の楽曲に話が集中してしまう。だが、ここはリマインダー、80年代にリリースされた楽曲の中から勝手にドラムイントロTOP5を決めたいと思う。僕個人の好みを極力抑えて、ジャンル問わずとにかく記憶に残るイントロを選んでみた。

発表! 80年代洋楽のドラムイントロ TOP5


【第5位】 ロック・ウィズ・ユー / マイケル・ジャクソン

アルバム『オフ・ザ・ウォール』に収録。この曲で叩いているのは、世界的なセッションミュージシャンの1人で、クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子としても知られるジョン・ロビンソン。「ウィ・アー・ザ・ワールド」を叩いたのもこの人だ。あんまりサウンドに自己主張がなく、さりげなく洗練されたフレーズを叩くのが彼の特徴と言えるだろう。

【第4位】 ロザーナ / TOTO

アルバム『TOTO Ⅳ~聖なる剣』に収録。叩いているのは、もちろんジェフ・ポーカロ。TOTOのメンバーでありながら、彼も世界的セッションミュージシャンの1人だ。この曲の「ハーフタイム・シャッフル」と呼ばれるリズムパターンは、彼の代名詞と言える。1992年に38歳の若さで亡くなったのが、本当に残念だ。

【第3位】 ブラディ・サンデー(Sunday Bloody Sunday) / U2

アルバム『WAR(闘)』に収録。ラリー・マレンが叩くコンバットマーチ風のドラムサウンドには、とてつもない緊張感が張り詰めている。ジョン・レノンのアルバム『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』に収録された同名曲… 邦題は「血まみれの日曜日」と同じく、1972年に北アイルランドで発生した “血の日曜日事件” をモチーフにした曲である。

【第2位】 マスター・ブラスター / スティーヴィー・ワンダー

アルバム『ホッター・ザン・ジュライ』に収録。デヴィッド・ボウイ作品でお馴染みのデニス・デイヴィスが叩いている。この曲は、ボブ・マーリーに捧げられたと言われるように、ゆったりと、でも大胆にレゲエのリズムを取り入れてグルーヴ感を醸し出している。まさにスティーヴィーの面目躍如と言った、ディスコ・レゲエの定番である。

【第1位】 ホット・フォー・ティーチャー / ヴァン・ヘイレン

アルバム『1984』に収録。イントロから炸裂するアレックス・ヴァン・ヘイレンのドラムが、この曲のトレードマークだ。デイヴィッド・リー・ロス(ボーカル)のド派手なパフォーマンスや実弟エドワード・ヴァン・ヘイレン(ギター)のトリッキーな奏法に注目が集まりがちなバンドではあるが、この曲の主役は何と言ってもアレックスだろう。もっとも、歌の中身は死ぬほど下らないのだけど。


Billboard Chart & Official Chart
■ Rock With You / Michael Jackson(1980年1月19日 全米1位、3月1日 全英7位)
■ Master Blaster(Jammin') / Stevie Wonder(1980年10月4日 全英2位、12月6日 全米5位)
■ Rosanna / TOTO(1982年7月3日 全米2位、1983年4月30日 全英12位)
■ Hot For Teacher / Van Halen(1984年11月24日 全米56位、1985年6月15日 全英87位)

Billboard Chart&Official Charts(Album)
■ Off The Wall / Michael Jackson(1980年2月16日 全米3位、2009年7月18日 全英3位)
■ Hotter Than July / Stevie Wonder(1980年11月8日 全英2位、12月6日 全米3位)
■ TOTO IV / TOTO(1982年7月10日 全米4位、83年3月5日 全英4位)
■ WAR / U2(1983年3月12日 全英1位、5月7日 全米12位)
■ 1984 / Van Halen(1984年3月17日 全米2位、3月17日 全英15位)


2020.10.27
107
  Apple Music


  YouTube / Stevie Wonder


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1965年生まれ
飛影
80年代縛りで敢えてそのお題を引っ張り出しますか笑。
単なるカウント出しやその延長〜単純なパターンの繰り返し〜じゃなくドラムソロ(の一部)たりえて、その上ある程度売れたシングル/アルバムの曲となると難しい〜もちろんカッコいいカウント出し的なのも有りだし、その意味でもHot for Teacherは最高!大好きです。
あと晩年のJ.ポーカロが、リズムマシンの性能が上がってきて仕事が減った、とコメントしてたのを思い出した。

ギリ80年代手前で大して売れてもいないけど、79年にバリバリのヤツ有ります。やっぱ70年代かなドラムイントロは・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=_d2a1ussAKc
2020/10/29 18:09
1
返信
1965年生まれ
中川 肇
生歌生演奏が当たり前の70年代から打ち込みの80年代に変わり、ドラマーの立ち位置も変わりつつあった中での80年代縛りは正直キツイです。それにしてもこのビデオ、変拍子(ポリリズム?)満載のチョー変態サウンド、まさにプログレだなー・・・
2020/10/30 10:20
1
カタリベ
1965年生まれ
中川肇
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