アメリカのスーパーマーケットで買い物をしていると「大きさ」の感覚が麻痺する。中学の1年間をアメリカの片田舎で過ごしたのだが、彼らは大抵週末に一週間分の食品を買いだめする。どの家庭にも通常の冷蔵庫以外にストック用の冷凍庫があるのがスタンダードだった。
そのためスーパーマーケットのカートも日本のそれとは大きさが違う。最近ではコストコ(アメリカ発の大型スーパー)などが日本にも進出して来たので、何となくお分かり頂けると思うが、商品一つ一つにしても、とっても大きいのである。
まずは牛乳。一番小さいのが1ガロンパック(3.8リットル)である。そんな単位で売っているものは日本ではお徳用の洗濯洗剤くらいである。
次にケチャップ「モックアップだろ、それ!」っていう大きさでハインツが製造しちゃっている。
そして考えられないのがピーナツバターだ。瓶のサイズもさることながら、その使用量である。食パンに「これでもか!」っていうくらいスプーンでこすりつけ、最後はスプーン一杯をそのまま舐めるのである。アメリカの子供はそれを幼少のころから毎朝々々繰り返して育っていたのである(多少小生の偏見も入っています)。
だからアメリカ人に対して大抵のことには驚かなくなっていた私だが、MCハマーが出てきたときには驚いた。「まだいたか!まだあったか!」と。
私が生きている間は、マイケル・ジャクソンがその手のダンスの完成型かなと思っていたのに、あんなパフォーマンスを見せられると、アメリカの大きさというか人材の豊富さといったものを痛感させられる。
専門的な分析は他のカタリベさんに託したいが、あの重力を無視した足裁きと、何をベースに作ったか理解できない衣装、そして円広志の「夢想花」の “飛んで” と同じくらい繰り返される “ユー・キャント・タッチ・ディス” というフレーズ。もうすべてが型破りである。
しかも日本のベスト10で3週連続トップを取るレベルと、全米ビルボードでトップを取るのでは、入ってくる収入の桁が違う(最高位シングル8位。アルバム1位)。
「でかい!でかすぎるぜアメリカ!」
ついでに言わせてもらうと、横須賀のネイビーバーガーもでかすぎるぜ!
2017.09.07
YouTube / MCHammerVevo
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