好きなギタリストは沢山いるけど、誰が一番好きかと問われれば、僕は迷うことなく「マイケル・シェンカー」と答える。好きという言葉では物足りない、崇拝しているという表現が最も相応しいかもしれない。彼との出会いから僕はハードロック/ヘヴィメタル(以下HR/HM)の世界にのめり込んで行くことになる。
僕とマイケル・シェンカーというギタリストとの出会いは1981年の春、高校1年生の時だ。同じクラスになったHR/HM好きな女の子「M」から教えてもらったのがきっかけ。以降Mは僕のHR/HMの師匠となるのだけど、そのMから借りたマイケル・シェンカー・グループ(以下MSG)のLPレコード2枚、『神』と『神話』に初めて針を落とした時の衝撃は今でも忘れられない。もちろん全ての曲が素晴らしいのだけど「アームド・アンド・レディ」と「クライ・フォー・ザ・ネイション」のメロディの美しさは当時の僕のHR/HMの曲のイーメージを大きく変えることになる。何度聞いても飽きることなく、一晩中、何度も何度も聴いていた。Mにレコードを返した後、すぐに自分でも買ったのは言うまでもない。
類稀な才能ゆえに苦しみ続けた孤高のギタリスト、マイケル・シェンカー。「神」とも称される彼のドラマチックな人生はとてもじゃないけどこのスペースでは書ききれないので別のコラムで書かせてもらおうとして、Re:mainder世代のHR/HMフリークの皆さん、久しぶりに「アームド・アンド・レディ」と「クライ・フォー・ザ・ネイション」を聴いてみてください。HR/HMを通って来なかったRe:minder世代の皆さんにもこのコラムを機会にマイケル・シェンカーというギタリストを知って欲しいと思います。
いろいろあったマイケル・シェンカーも今は60歳。まだまだ現役で、今は、マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックというバンド名で活躍中。2015年に発売された『スピリット・オン・ア・ミッション』かなりいい感じです。
2016.02.15
YouTube / therockandrolltv
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