若い子の顔が覚えられない。
テレビだけの中かと思ってたら、小5の娘のクラスの子の顔さえ覚えられないこの事実。
よく、ジジババが言ってたことだけど、私も色々と若い子に対する興味が薄れているのだと思う。
ただ、音楽もそうかと思うと意外にそうでもない。最近の音楽も昔同様に好きなものには快く瞬時に心が開く。題名まで覚えられないし、最新の歌かどうかなんて全くわからないけど、最近の歌だということくらいはわかる。
テレビの前に陣取って毎週最新のチャートを発表する番組を見ることがなくても、音楽はどこからかするっと入り込んで、私を楽しませてくれている。そして、これからもいつか私の宝箱の中に入る歌も出てくるだろう。
今日、宝箱の中をのぞいてみたら、一番輝いていたのはビッグ・カントリーの「インナ・ビッグ・カントリー」。
同時期活躍していたアズテック・カメラと同様にスコットランドのバンド。アズテック・カメラの精細さに比べると縦ノリで骨太で明るくて男性的。だけど、懐かしくてキュンとくる。どっちも大好き、というかアズテック・カメラのロディ・フレイムはかつての私の王子さまの一人なのだけれど。
さて、ビッグ・カントリーっていうけれど、面積的には日本とは変わらないイギリスで、ビッグ・カントリーってどういうこと? とも思わなくはないのだけれど、どこまでもつづくハイランドの丘陵地帯を目の裏に思い浮かべると、なるほどな、と思う。
ぎゅっと口をつぐんで、風にあおられながら目は遠くを見つめる。
そんなとき、心の宝箱は何かで溢れているものだ。たとえ固有名詞がおぼつかなくなっても(笑)。
2018.01.05
YouTube / BigCountryVEVO
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