11月22日

歌うために生まれてきた天才、吉田美和の原点がここに「LOVE GOES ON…」

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DREAMS COME TRUEの2枚目のアルバム「LOVE GOES ON・・・」がリリースされた日
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photo:SonyMusic  

DREAMS COME TRUE、言わずと知れた日本を代表するバンドだ。多くの人がそうであるように、ドリカムは僕にとっても特別な存在で、レンタルやダウンロードではなく、敬意を表してすべてのアルバム(CD)を買い揃えることにしている。

1988年3月21日に発売されたデビューアルバム『DREAMS COME TRUE』から2017年10月10日に発売された『THE DREAM QUEST』まで、ドリカムのオリジナルアルバムは全部で18枚。ドリカムファンの皆さんは、どのアルバムが一番好きかと聞かれたらなんと答えるだろうか?

『LOVE GOES ON…』は、1989年11月22日に発売されたドリカム2枚目のアルバムで、僕が一番好きなアルバムはこれだ。今回、ドリカムのコラムを書こうと決めた時、何故このアルバムが一番好きなのだろうか、と改めて考えてみた。結論は、あくまで僕の自論だけど、このアルバムには、歌うために生まれてきた天才「吉田美和」の原点が詰まっているからだ。

吉田美和は北海道のワインで有名な池田町の出身。中学生の頃には既に自分で作詞・作曲した歌が200曲を超えていたというのだから驚きだ。高校生になってバンド活動を開始、ポプコンの北海道地区大会で優秀曲賞を受賞したのを機に、偏差値が70もありながら大学へは進学せず、プロを目指して上京。下積み時代に中村正人と運命の出会いを果たす。この時、吉田美和が中村正人に歌って聴かせた曲が「うれしはずかし朝帰り」というのは、ファンの間では有名な話だ。

つまり、「うれしはずかし朝帰り」がドリカムの原点と言ってもいい訳で、それが収録されている『LOVE GOES ON…』は、デビューアルバムよりも吉田美和の才能をより感じることが出来るアルバムだと僕は思う。事実、このアルバムの収録曲には、吉田美和がデビュー前の北海道時代に作った曲や、北海道時代のことを歌った曲が多い。

「LAT.43°N」も北緯43度の彼女の出身地池田町の位置のことだし、「星空の映る海」も十勝川が太平洋に注ぐ付近の大津の海岸を歌ったものだ。中村さんには悪いのだけど、このアルバムは、ドリカムのアルバムではなく、まだ吉田美和のアルバムなんだと僕は思う。もちろん3枚目のアルバム『WONDER 3』からはちゃんとドリカムになるんだけどね。

LIVEの1曲目の定番「うれしい!たのしい!大好き!」とドリカムと言えばこれという「未来予想図Ⅱ」の2曲が収録されているということもあり、このアルバムは、デビューから2枚目にして早くもミリオンセラーを記録する。高校の卒業文集に “BIGなシンガーになる”、“ユーミンなんかに負けるもんか” と書いた吉田美和は、この『LOVE GOES ON…』でまさにDREAMS COME TRUE、夢を叶えたんだ。

僕は吉田美和を崇拝している。ボーカリストとしての才能ももちろんだけど、詩人としても吉田美和は実に素晴らしい。彼女の書く詩はその景色が良く見える。サラリーマン時代、仕事で一度だけ吉田美和と会うとこが出来た。ほんの少しの時間だったけど、とても幸せな時間でした。


※2016年11月29日に掲載された記事をアップデート

2019.05.06
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1965年生まれ
goo_chan
私にとってもこのアルバムが衝撃度からいってもベストですね。ベストアルバムしか買わないにわかですが、このアルバムは持ってます。
2016/12/03 22:50
2
返信
1965年生まれ
デューク東郷
1989年くらいの映像ですね。
初々しいです。
2016/12/03 16:57
0
返信
カタリベ
1965年生まれ
藤澤一雅
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