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シブがき隊のシングル「スシ食いねェ！」がリリースされた日
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“寝かせ玄米断食” というものをやってみた。というのもこのところ、食べ過ぎるとすごく胃が痛くなるようになったからだ。朝になってもすっきりしない。一過性のものであれば忘れてしまうのだが、度々痛くなる。毎年の健康診断では大した不調は見当たらないので、ここはひとつ、大きな問題に発展する前に食を見直してみようと詳しい方のアドバイスを受けながら、いくつかの選択肢の中からこの “寝かせ玄米だけならたらふく食べていいという10日間、プラス４日間の回復食” を試してみることにしたのだ。ちなみに、これを書いた今日は回復食３日目。
実はアドバイスを受けたときに「空腹が快感になるとすごく快調になりますよ」と言われ、一週間夜ご飯を半分にしてみたのだが不調はあまり変わらず、さらに「ファスティング（断食）を試しては？」と言われたのだが立ち仕事をしているためにちょっと自信がなかったので首を縦に振れなかったところ、「寝かせ玄米をお腹減ったときに食べるようにしては？」とかなり甘い代替策を考えてくださり、しばらく寝かせ玄米を作って食べていたのだが、「これなら10日間いけるな」とこの食事法に踏み切ったのだ。ちょうど50歳の誕生日の二週間前だったので心理的にも区切りが良かった。
ちなみに “寝かせ玄米” とは炊いた玄米を３日間以上温かいお釜で寝かせたもの。もっちりして消化が良くなるそうだ。
ネットで検索すると、この “寝かせ玄米断食”、意外に多くの体験談を読むことができる。お腹の調子が整うのはもちろん、すぐに体重が落ちる人、肩こりが治る人、花粉症が治る人まで様々で面白い。
反面、玄米だけ食べていると好転反応というのがあり、一時的に頭痛や今感じている症状がより辛く感じられたりと不快な時間もやってくるという恐ろしい情報も。ただそれは一時的なことなのでしばらくすると症状が消えるという。私はむしろ、この好転反応に何が現れるか楽しみだった。多くの人が書いているようなアップダウンを楽しみにしていたのだが…。
確かに初日の軽い頭痛、そして去年帯状疱疹になった右耳の痛み、さらにそこから続く扁桃腺の痛みはあり、辛いながらも「よしよし」と思っていたのだが、３日も過ぎるとほぼ何もなくなり、ただただ淡々ともぐもぐと玄米を噛む日々だった。顎が筋肉痛になって食べることさえも苦痛になったことと、味が単調で飽きること以外に困ったことはなかった。
同じものを食べ続けるという意味では葉っぱを食べるイモムシもこんな感じなのだろうか。私はお腹の調子を整えるという目標があって敢えて玄米だけを食べているが、イモムシには食の選択肢がないんだな。などと、ちょっと哲学的（？）なことを考えたりもした。
それにしてもテレビを見ても、スマホを見ても世の中には食べ物の情報ばかりである。今は食べられないけれど今度作ってみよう、と唾液がこみ上げてくるものもあれば、普段だったら好物と感じているものに大した魅力が感じられなくなっていたものもあり、唾液をセンサーにすると意外にシンプルにお腹の声を聞けるものだ、と発見。
さらに自分は玄米しか食べていないが、家族の食事は用意するのだが、これまた淡々と仕事というか作業としてできることに驚く。
と、こんな生活をしている中、リマインダー原稿の依頼を頂いた。そういえば食がテーマの音楽ってあったっけ？ …ということで今回は食がテーマです。前振りが長すぎ（笑）。
恋愛や何かしらの苦悩や悟りや訴えや何かの素晴らしさの訴えたり、大まかに言うと “愛” をいろんな角度から表現するのが芸術だったりするけれど、意外にマスコミや SNS の話題としては一番人気（？）の “食” への愛は比較的少ないことに気付く。
とはいえ、SNS のノリで食への愛を歌っているものってあるんだろうか… などと食がテーマの歌を検索したところ、結構色々あることを知る。ドリカムの「あなたにサラダ」なんてインスタ映えしそう。小説の匂いがするユーミンの「チャイニーズ・スープ」はフィルターで渋く加工したいね。キグルミの「たらこ・たらこ・たらこ」もまさしくインスタ向け！これはなかなか新しい発見だ。
で、80年代の食ソングといえば、やっぱりこれかな。シブがき隊の「スシ食いねェ！」。インスタであれば、“ズズン！” と大将がマグロを差し出している写真で！できるのなら大将は白黒でマグロは赤で！そこだけコラージュっぽく斜めにずらして。
どちらかというと食ソングはポップな傾向だ。「スシ食いねェ！」はその王道と言っていいだろう。王道だけれど唯一無二。まさかフッくんの思いつきから生まれた曲とは思わなかったけれど（ウィキペディア参照）、和製ラップの先駆けというのも更にびっくりだ。というのもこの曲をラップだと思って聞いたことがなかったから。スシという日本を代表する食べ物を取り上げたからだろうか、むしろ日本芸能の歌舞伎の匂いがする。
そういえば、今年生まれて初めて歌舞伎を生で見たのだが、なるほど、これはマンガチックだな、と思った。見得を切る場面など漫画で登場人物の顔がどアップになる演出と同じ工夫がされていて、歌舞伎も漫画も日本人のデフォルメセンスが生かされた素晴らしいアートだと感じたのだった。シブがき隊の「スシ食いねェ！」も日本人の血に流れるポップセンスが作らせたものではなかろうか。
残念ながら純粋に食ラブを歌ってメロドラマ調とかロックなものは見つけられず、そんな歌があってもいいと思った。この世の中は食への愛が溢れているのだから。是非、ご存知の方は教えてください。
さて、一方私の胃袋といえばさすがに小さくなって体重も４キロ近く減り、今一番食べたいものは九州名物の一つ “ゴマサバ” だ。最近では腸は第二の脳と言われているが、今後はその第二の脳の声を聞き取りながら、メリハリのある食ライフを送りたいと思う秋です。
2019.10.12
実はアドバイスを受けたときに「空腹が快感になるとすごく快調になりますよ」と言われ、一週間夜ご飯を半分にしてみたのだが不調はあまり変わらず、さらに「ファスティング（断食）を試しては？」と言われたのだが立ち仕事をしているためにちょっと自信がなかったので首を縦に振れなかったところ、「寝かせ玄米をお腹減ったときに食べるようにしては？」とかなり甘い代替策を考えてくださり、しばらく寝かせ玄米を作って食べていたのだが、「これなら10日間いけるな」とこの食事法に踏み切ったのだ。ちょうど50歳の誕生日の二週間前だったので心理的にも区切りが良かった。
ちなみに “寝かせ玄米” とは炊いた玄米を３日間以上温かいお釜で寝かせたもの。もっちりして消化が良くなるそうだ。
ネットで検索すると、この “寝かせ玄米断食”、意外に多くの体験談を読むことができる。お腹の調子が整うのはもちろん、すぐに体重が落ちる人、肩こりが治る人、花粉症が治る人まで様々で面白い。
反面、玄米だけ食べていると好転反応というのがあり、一時的に頭痛や今感じている症状がより辛く感じられたりと不快な時間もやってくるという恐ろしい情報も。ただそれは一時的なことなのでしばらくすると症状が消えるという。私はむしろ、この好転反応に何が現れるか楽しみだった。多くの人が書いているようなアップダウンを楽しみにしていたのだが…。
確かに初日の軽い頭痛、そして去年帯状疱疹になった右耳の痛み、さらにそこから続く扁桃腺の痛みはあり、辛いながらも「よしよし」と思っていたのだが、３日も過ぎるとほぼ何もなくなり、ただただ淡々ともぐもぐと玄米を噛む日々だった。顎が筋肉痛になって食べることさえも苦痛になったことと、味が単調で飽きること以外に困ったことはなかった。
同じものを食べ続けるという意味では葉っぱを食べるイモムシもこんな感じなのだろうか。私はお腹の調子を整えるという目標があって敢えて玄米だけを食べているが、イモムシには食の選択肢がないんだな。などと、ちょっと哲学的（？）なことを考えたりもした。
それにしてもテレビを見ても、スマホを見ても世の中には食べ物の情報ばかりである。今は食べられないけれど今度作ってみよう、と唾液がこみ上げてくるものもあれば、普段だったら好物と感じているものに大した魅力が感じられなくなっていたものもあり、唾液をセンサーにすると意外にシンプルにお腹の声を聞けるものだ、と発見。
さらに自分は玄米しか食べていないが、家族の食事は用意するのだが、これまた淡々と仕事というか作業としてできることに驚く。
と、こんな生活をしている中、リマインダー原稿の依頼を頂いた。そういえば食がテーマの音楽ってあったっけ？ …ということで今回は食がテーマです。前振りが長すぎ（笑）。
恋愛や何かしらの苦悩や悟りや訴えや何かの素晴らしさの訴えたり、大まかに言うと “愛” をいろんな角度から表現するのが芸術だったりするけれど、意外にマスコミや SNS の話題としては一番人気（？）の “食” への愛は比較的少ないことに気付く。
とはいえ、SNS のノリで食への愛を歌っているものってあるんだろうか… などと食がテーマの歌を検索したところ、結構色々あることを知る。ドリカムの「あなたにサラダ」なんてインスタ映えしそう。小説の匂いがするユーミンの「チャイニーズ・スープ」はフィルターで渋く加工したいね。キグルミの「たらこ・たらこ・たらこ」もまさしくインスタ向け！これはなかなか新しい発見だ。
で、80年代の食ソングといえば、やっぱりこれかな。シブがき隊の「スシ食いねェ！」。インスタであれば、“ズズン！” と大将がマグロを差し出している写真で！できるのなら大将は白黒でマグロは赤で！そこだけコラージュっぽく斜めにずらして。
どちらかというと食ソングはポップな傾向だ。「スシ食いねェ！」はその王道と言っていいだろう。王道だけれど唯一無二。まさかフッくんの思いつきから生まれた曲とは思わなかったけれど（ウィキペディア参照）、和製ラップの先駆けというのも更にびっくりだ。というのもこの曲をラップだと思って聞いたことがなかったから。スシという日本を代表する食べ物を取り上げたからだろうか、むしろ日本芸能の歌舞伎の匂いがする。
そういえば、今年生まれて初めて歌舞伎を生で見たのだが、なるほど、これはマンガチックだな、と思った。見得を切る場面など漫画で登場人物の顔がどアップになる演出と同じ工夫がされていて、歌舞伎も漫画も日本人のデフォルメセンスが生かされた素晴らしいアートだと感じたのだった。シブがき隊の「スシ食いねェ！」も日本人の血に流れるポップセンスが作らせたものではなかろうか。
残念ながら純粋に食ラブを歌ってメロドラマ調とかロックなものは見つけられず、そんな歌があってもいいと思った。この世の中は食への愛が溢れているのだから。是非、ご存知の方は教えてください。
さて、一方私の胃袋といえばさすがに小さくなって体重も４キロ近く減り、今一番食べたいものは九州名物の一つ “ゴマサバ” だ。最近では腸は第二の脳と言われているが、今後はその第二の脳の声を聞き取りながら、メリハリのある食ライフを送りたいと思う秋です。
2019.10.12
YouTube / poko982
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