AOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)の代名詞的存在といえば、ボズ・スキャッグスとボビー・コールドウェル。なんかもう名前の響きがカッコイイというか洗練されてるというか… と勝手な解釈で盛り上がってしまいますが、やっぱりイメージが大切なジャンル。アーティスト名の変更は無理にしても、ジャケットをプールサイドとか海辺の写真や鈴木英人氏のイラストに差し替えたり、オシャレな邦題をつけることは横行してました。ボビー・コールドウェルの邦題などはKISSの地獄シリーズにも負けないロマンティック・シリーズです。 アルバム:What You Won't Do For Love →「イヴニング・スキャンダル」 アルバム:Cat In The Hat →「ロマンティック・キャット」 アルバム:Carry On →「シーサイド・センチメンタル」 シングル:What You Won't Do For Love →「風のシルエット」 シングル:Coming Down From Love →「センチメンタル・サンダウン」 シングル:Jamaica →「ジャマイカ・センチメンタル」 シングル:She Does It Better →「彼女はモア・ロマンサー」 モア・ロマンサーの意味がよくわからないのはさておき、ボビーさんはとってもおセンチな人かと思ってしまいますね。はたして当時この邦題はよく使われた(言われた)のか疑問です。「風のシルエット」は原題が長いのでわからなくもないですが(今でもひっそり使ってみたりする)、彼女におススメのアルバムを聞かれて「シーサイド・センチメンタルさ。」なんて言ってみたりした日にゃ顔から火が出そうです。 とかなんとか言いながらボビー・コールドウェルは大学時代によく聴きました。ボズ・スキャッグスに「ハート・オブ・マイン」、ピーター・セテラに「ステイ・ウィズ・ミー」「ネクスト・タイム」を提供し、それらをセルフ・カヴァーした曲を収めたアルバム「ハート・オブ・マイン」がリアルタイム。前述の曲以外の楽曲も完成度が高く、当時夏のドライブの定番でした。 ちなみにほとんどのアルバムのアート・ワークの登場するシルク・ハットにカジュアル・ジャケットのスタイルのシルエットを見るたびに「普段ホンマにこんなカッコしとんのかい?」と思ってましたが「風のシルエット」のミュージックビデオではあのジャケットをベンチに腰かけてるところから再現していてちょっぴり笑えます。
2016.07.22
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YouTube / coto.pops music
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YouTube / Retro Channel Anglo
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