すごかった。震えた。鳥肌が立った。吸い込まれるように観てしまった144分。ーー 今年(2025年)12月24日のクリスマスイブには、『チェッカーズ 1988 SCREW TOUR at 東京ドーム【Remaster Edition】』の発売を記念して、池袋『harevutai』で一夜限りの爆音絶叫上映会が実施される。最後まで現在進行形を貫いたチェッカーズの軌跡の中でも、極めて重要な場所に位置するこのライブを、臨場感溢れる爆音で体感できるまたとないチャンスだ。チケット情報ページをぜひチェックしてみて欲しい。
当時 “BIG EGG” の愛称で親しまれていた東京ドームは、本公演が行われた1988年に落成。ライブ会場としては、ミック・ジャガーの初来日公演、美空ひばり『不死鳥 in TOKYO DOME』、BOØWYの解散コンサート『LAST GIGS』などが行われており、それらに続くようにチェッカーズが挑んだドーム公演。この日の彼らは、これまでの軌跡を振り返るようなモニュメント的な内容ではなく、セットリストはニューアルバム『SCREW』からの曲を中心に組まれ、現在進行形の姿を貫いていた。まさにアルバムアーティスト、そしてライブアーティストとしての存在感が浮き彫りになっていた。
「哀しくてジェラシー」の幻想的なギターリフ
オープニングはアルバム『SCREW』の1曲目を飾った「World War Ⅲの報道ミス」、そして当時の潮流だったワールドミュージックのエッセンスを色濃く打ち出したダンスナンバー「Gipsy Dance」へと続く。そして3曲目はU2を思わせる幻想的な武内享のギターリフからの「哀しくてジェラシー」。お茶の間で親しまれたヒットソングにもアップデートを欠かさないミュージシャンとしての力量をここで感じることができる。
緩急あるセットリストは、聴かせて、ノセて、踊らせるといったところか。中盤は、「MELLOW TONIGHT」のようなミディアムナンバーや、ア・カペラで披露する「ムーンライト・レヴュー50s’」 をしっかり聴かせてくれる。そして「WANDERER」や「ONE NIGHT GIGOLO」といったシングルカットされた曲では、それぞれのグルーヴで観客の身体を自然と動かす。前者は、ロックンロール色の強いものだが、後者はメロウなソウルテイスト。チェッカーズがいかに多面的なバンドであるかここでも証明されていた。
また、藤井郁弥がギターを手にしたレゲエナンバー「Rolling my Stone」や、パーカッシブなアレンジが加味されてハードボイルド的なリリックが際立つ「Two Kids Blues」といった硬派な一面も見逃せない。
アンコールでは、「I Love You, SAYONARA」「星屑のステージ」「ギザギザハートの子守唄」と、お馴染みのナンバーを中心に、観客の誰ひとりも置いていかずに、ラストナンバー「Standing on the Rainbow」へ。ライブのアンコールで定番となっていた楽曲だ。1983年のデビューからここまでの軌跡を振り返り、バンドの未来を描いたリリックが東京ドームに響く。このアンコール時のMCで、藤井郁弥はこんな言葉を添えた。
Information チェッカーズ 1988 SCREW TOUR at 東京ドーム【Remaster Edition】
▶ 発売日:2025.12.17 ▶ 価格:7,700円(税込み) ▶ 収録時間:約144分 ▶ 仕様:片面2層 Blu-ray1枚、二つ折りフォトカード封入 ▶ 音声:リニアPCM STEREO&Dolby Atmos Mix ▶ 予約購入サイト: https://lnk.to/Thecheckers1988screwtourBD ▶ 収録楽曲: 01. World War Ⅲの報道ミス 02. Gipsy Dance 03. 哀しくてジェラシー 04. REVOLUTION 2007 05. CRACKER JACKS 06. TOKYO CONNECTION 07. MELLOW TONIGHT 08. 鳥になった少年の唄 09. Jim&Janeの伝説 10. Lonely Soldier 11. ティーンネイジ・ドリーマー 12. ムーンライト・レヴュー50s’ 13. Rolling my Stone 14. Two Kids Blues 15. WANDERER 16. ONE NIGHT GIGOLO 17. 愛と夢のFASCIST 18. GO INTO THE WHOLE 19. YOU’RE A REPLICANT(CAMA CAMA MOO MOO) 20. NANA 21. TOY BOX 22. おまえが嫌いだ 23. I Love You, SAYONARA 24. 星屑のステージ 25. ギザギザハートの子守唄 26. Standing on the Rainbow