8月26日

一夜限りのチェッカーズ東京ドーム公演を体感!4K映像と空間オーディオで本日より劇場公開

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チェッカーズのコンサート「SCREW TOUR」東京公演開催日(東京ドーム)
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チェッカーズ唯一、東京ドーム公演の映像の応援上映が実現


チェッカーズのライブ映画『チェッカーズ 1988 SCREW TOUR at 東京ドーム【4Kリマスター】』が全国の劇場で公開される。4K画質相当にアップグレードされた映像と、劇場ならではの大画面の迫力。そして、その音を立体的に配置した空間オーディオ(Dolby Atmos Mix)の効果により、日本一のライブ会場ともいえる東京ドーム公演の音響が再現された。

さらに今回の劇場公開では、応援上映の実施も決定。叫んで盛り上がってという当時のチェッカーズのライブを倣い、本編を観ながら熱狂を体現したいというファンのリクエストに応えたかたちでの上映だ。一緒に手拍子を打ち、声援を送り、本物のコンサートさながらの興奮を体験できる、またとないチャンスである。

さらに、公開1週目には、チェッカーズ唯一の東京ドーム公演となった『SCREW TOUR』で使用されたチケットのデザインを復刻した『SCREW TOUR復刻チケットタイプステッカー』を配布。公開2週目には、関係者が使用していたスタッフパスのデザインを用いた『SCREW TOUR復刻スタッフパスステッカー』を配布。こちらは限定数量でなくなり次第配布終了となる。見逃せない。



「SCREW」からの楽曲中心で組まれたセットリスト


1988年のチェッカーズは、セルフプロデュースアルバムの第2弾となる『SCREW』をリリース。前年のアルバム『GO』に続くヒットを記録し、お茶の間のアイドルからクリエイティビティの高いロックバンドとして認知されてきた時期だ。『GO』がブリティッシュビートを基調とした硬派なアルバムだったの対し、『SCREW』は、ワールドミュージックやUKソウル、レゲエ、そして正統派のロックンロールなど、多様なエッセンスを取り入れ、さらに音楽的な深みが増した作品となっていた。

そして、このアルバムを引っ提げた1988年のツアー、『SCREW SUMMER TOUR』の最終公演が東京ドームだった。確かにこの公演、チェッカーズの歴史を俯瞰した上で、極めて重要なライブとして位置づけられるわけだが、その内容は決してアニバーサリー的なものではなかった。それは、ニューアルバムからの楽曲を中心に構成されたセットリストからも頷ける。ヒット曲にすがることなく、密度の高いステージが展開されてゆく。

オープニングは、『SCREW』の1曲目に収録された「World WarⅢの報道ミス」。エレポップ的な解釈もできるミディアムテンポのグルーヴが、ゆっくりと会場を包み込んでゆく。続く、情熱的でエキゾチックなメロディーが特徴的な「Gipsy Dance」も『SCREW』に収録されているナンバーだ。アルバムリリースから間もない時期のライブ演奏にもかかわらず、彼らの演奏には自信がみなぎっている。そして、リーダー武内享の幻想的なギターアレンジに注目の「哀しくてジェラシー」へと続いていく。



3人のボーカリストの個性が存分に際立つ音の緻密さ


4Kリマスターの劇場公開版は映像もさることながら、音の緻密さにも圧倒される。武内の丁寧で正確なカッティング。バンドサウンドの土台となっている大土井裕二のうねりを感じるベースラインにはレゲエフィーリングが溢れている。グイグイとバンドを引っ張っていく徳永善也のドラミングはバンドの鼓動のようだ。そして、チェッカーズサウンドの要ともいえる藤井尚之のサックスは変幻自在に、それぞれの楽曲の彩りを加える。

もちろん3人のボーカリストの個性も存分に際立っている。サイドボーカル高杢禎彦のソウルフルな一面や、鶴久政治の高音の安定感。そして、藤井郁弥(現:藤井フミヤ)の圧倒的な力量が目の当たりに映し出される。リリックで描かれている物語を、聴き手にあたかも自分の物語のように感じさせる巧みな表現力は群を抜いている。そう、メンバー7人ひとりひとりの個性が繊細に聴き取れるというのも今回の4Kリマスター上映の大きな収穫だ。

そして特筆すべきは、当時の潮流を取り入れた、藤井郁弥のしなやかでセクシーなダンスだ。聴かせるだけではなく、魅せて楽しませるというショーマンシップ溢れるステージ演出は、ドゥーワップをカバーしていたアマチュア時代から培われたチェッカーズの本質と言ってもいい。

観客と一体になった「Standing on the Rainbow」


お茶の間のアイドル、そしてヒットメーカーとしての顔を持つチェッカーズ。しかし、ファンの間では、アルバムアーティストやライブバンドとしての側面で語られることが多い。このライブでも大きな盛り上がりを見せるのが、アルバム『GO』のオープニングを飾った「REVOLUTION 2007」や、アルバム『SCREW』に収録され、デビューからの軌跡と未来への想いを綴った「Standing on the Rainbow」だった。

 肩を組み唄っている俺たちがいるよ
 Standing on the Rainbow
 七つの舌を出せ‼

そう歌った時、チェッカーズの7人と東京ドームの観客が一体となる。その瞬間はあまりにも幻想的だ。楽曲の持つ生命力が、5万人近くの観客の心をひとつにするのだ。この曲のMCで藤井郁弥はこう語る。

「俺たちは集団就職みたいなものだから」

ファンにグッと寄り添った飾らない姿は彼らの大きな魅力だ。気持ちは常にファンの側にありながら、圧倒的にプロフェッショナルなステージを観せる。これが1988年、デビュー5年目のチェッカーズだった。



熱心なファンはもちろんのこと、チェッカーズについて、ヒットシングルでしか知らない人、そして若い世代にも、今回の上映に足を運んで欲しい。当時多忙を極めた彼らがどれだけ真摯に音楽と向き合い、どれだけ密度の濃いステージを展開していたか、テレビでは知ることのできない彼らの本当の魅力がこの映像には凝縮されている。

大画面のスクリーンには、メンバーひとりひとりの表情の機微やほとばしる汗までが映し出される。ステージを駆け巡り、キレのあるフォーメーションを見せるメンバーのエネルギッシュな勇姿。ステージの温度感や質感も伝わってくるクリアな映像にノスタルジーは皆無だった。そう、チェッカーズの音楽性、エンタテインメント性が、決して時代の波に飲み込まれることのない普遍的な魅力に満ち溢れていることを証明していた。

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2026.03.20
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カタリベ
1968年生まれ
本田隆
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