11月26日

松任谷由実の名曲に、バブリーな時代の息苦しい記憶

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photo:フォト蔵  

80年代は松任谷由実をよく聴いた。レコード(CD)も聴いたし、テレビでも、街にもよく流れていた。東京にいても海に行ってもスキーに行っても、ユーミンの声が聴こえてきた。

ただ聴こえてきたということじゃなくて、彼女の歌詞は、届けたい相手をはっきり見定めて書かれているようなところがあるから、ストーリーが重なったときの「この歌!」感がハンパなくて、よけいに印象に残っているのかもしれない。

たとえば、もしあなたが「NO SIDE」を聴いた頃にラグビーに関係していたなら、その歌詞を聴いただけで心が熱くなっただろうし、「青春のリグレット」を聴いた頃につらい別れを経験していたならサビのフレーズが耳について離れなくなっただろうし、親友の結婚に寂しさを感じている頃に「続・ガールフレンズ」を聴いたら、わけもなく泣けてきたんじゃないかと思う。

ぼくのきわめつけは、「リフレインが叫んでる」だった。

1988年11月26日に発売された『Delight Slight Light KISS』の最初に収録されていた曲だ。シングル曲でもないのに、とにかくよく耳にした記憶があるが、実際はどうなんだろう?


 どうして どうして僕たちは
 出逢ってしまったのだろう


マイナーでドラマチックなイントロに続いて、そんな歌詞が始まる。


 どうして どうして私達
 離れてしまったのだろう
 どうして どうしてできるだけ
 やさしくしなかったのだろう


株価も土地もまだまだ値上がり続けていた脳天気でバブリーな時代だったが、そんな空気をよそに、息苦しい恋愛の記憶が、ユーミンの名曲とともに切なく胸に残っている。

2016.03.06
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  YouTube / 松任谷由実


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カタリベ
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