女心と秋の空… 秋の空の移り変わりを 女心にたとえた名文句ですが、そんな秋にぴったりな 男心を歌った名曲、ビリー・ジョエルの「Just the Way You Are」。邦題は「素顔のままで」と意訳され、アルバム「ストレンジャー」に収録されています。
男心に男が惚れる… と少々シュールなタイトルを付けてしまいましたが、この曲のメロディーもさることながら、その歌詞が実にスバラシイ。
和訳は紹介するYouTube動画に譲るとして、なんと寛容で包容力のある男なんだ! こんな男になりたいと思うと同時に、自分のチンケさを思い知らされますよ(笑)。
言っていることは極めてシンプルなんですが、シンプルが故に心に沁みてきます。日常の何気ない会話を大事にするくだりは、涙が出そうになります。
この歌は40年近く前の歌。そう、ケータイもスマホもない時代です。今は、インターネットの普及でコミュニケーションは格段に便利になりましたが、一方で、会話の本質というか、心の通った会話ってすごく減ってきたような気がする今日この頃です。
今回は、この「素顔のままで」を、リリース当時よりかなりシブくなったビリー・ジョエルのライブ映像(2006年)と、リリース間もない若かりし時のライブ映像を紹介します。
シブい時代は大人の余裕を感じ、若かりし時代は誠実な魅力を感じます。誠実といえば、名曲「オネスティ」を思い出しますね。あまり使われることのない言葉とした上で、誠実であることの難しさに向き合ったこの曲も、ビリー・ジョエルが歌うと納得できます。いずれも当時のビリー・ジョエルの感情が反映されているように感じて、とてもイイ!
音楽を通じての話ではありますが「言行一致」「有言実行」、ファンを大切にするところが、まさに “男” です。私も、もういい歳だし、少しはビリー・ジョエルを見習わなければ!!
余談ですが、ビリー・ジョエルの風貌を映画の世界に例えると、最近のシブさはショーン・コネリー、若かりし頃はシルヴェスター・スタローンに見えなくもない。写真はまさに映画『ロッキー』の主人公で、イタリアの種馬のリングネームをもつ「ロッキー・バルボア」ですね(笑)。
ということで、皆さん!「素顔のままで」
たまにはスマホの画面から目を離し、旅先とかで、大切な人と何気ない会話を楽しんでみませんか。行楽の秋に、超おススメです!
2016.10.06
YouTube / 333shouichi
YouTube / billyjoelVEVO
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