『ドラゴンボール』のアニメは『Dr.スランプ アラレちゃん』の放送が終わった翌週には始まったと記憶している。この記事を書くに当たって資料を調べたところ、その記憶に間違いはなかった。でも、オープニング曲名、摩訶不思議アドベンチャー!の「摩」が「魔」だったとは気付かなかった…。
アニメが始まった頃は小6。当時、『北斗の拳』を読みたい父親がスポンサーとなり、少年ジャンプを毎週買っていた。原作は確か、最初の「天下一武道会」が始まったころ。初の長期シリーズで盛り上がってきた中でのアニメ化だった。翌朝のマラソン(なぜか早朝マラソンをし、お茶でうがいをする行事があった)の時に、友達と興奮気味に語り合ったことが思い出される。
一番の話題はオープニングアニメで亀仙人の頭が光っていたシーン。「この世のどこかで 光ってる」の歌詞に合わせて、亀仙人のハゲ頭がピカピカに輝くのだ。小学生の笑いのツボなんて、そんなもんである。
ただ、うろ覚えながらも1回聞いただけの主題歌をみんなでノリノリで口ずさんだのだから、そのインパクトは相当なもの。もっとも、それから30年近くも口ずさみ続けるとは当時は夢にも思わなかったが。さらにいえば、そこからずっとジャンプを買い続けることも、アニメのシリーズが続くなんてことも…。
クリリンが頭を撃たれても死ななかったり、犬が大統領だったりと、初期はギャグ要素多めだったけど、ドラゴンボールを巡る大冒険には「イカしたドラマ」が詰まっていた。
アニメは『ドラゴンボールZ』になって大ブレイクするわけだが、『Z』というと、引き伸ばしにイライラしっ放しだったことと、「ロート子どもソフト」の目薬のCMが思い出されるばかり。年齢のこともあるかも知れないが、この無印版の方が断然印象深いのである。
魔訶不思議アドベンチャー!/ 高橋洋樹
作詞:森 由里子
作曲:いけたけし
編曲:田中公平
発売:1986年(昭和61年)3月1日
2016.06.10
YouTube / PAPUOTAKU
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