アニメ「めぞん一刻」は神曲ばかり、心に響くピカソのエンディングテーマ

高橋留美子原作の『めぞん一刻』。

テレビアニメの放送は86年３月から88年３月までの２年間放送され人気を博しました。

僕は当時６歳なので恋愛なんてわからないし、アニメという事だけで親と一緒に観ていたけど内容は理解出来ていなかった―― 六本木朱美さんのランジェリー姿にも興奮出来ない純粋な子供でした(笑)。ただオープニングとエンディングの曲の良さだけは子供だった僕の心にも響いていました。

アニメは、『うる星やつら』を制作したキティ・フィルムが手掛け、そのテーマ曲は安全地帯や来生たかおなど、キティレコード在籍のメンバーが起用されていたのでとにかく名曲だらけ。

その中でもエンディングで第二期から起用されていた “ピカソ” の曲はアニメソングの中でも神曲だと僕は思ってます。

ピカソをご存じない方の為に説明すると――

ピカソのメンバーは３名

ギター・ヴォーカル：辻畑鉄也
ベース：東純二
キーボード：森英治

３人とも曲が作れるし、常に新しいサウンドにチャレンジしていた天才集団。余談ですが森英治さんのお兄さんは作詞家の森雪之丞さんです。

ピカソは、VAPから84年にデビュー、86年にキティレコードへ移籍している。３rdシングル「シ・ネ・マ」はVAP在籍時の85年に一度リリースされたのだけど『めぞん一刻』のエンディングテーマに起用され、改めて86年の７月に再リリース。アニメと共にヒットしました。

この流れから『めぞん一刻』のエンディングにはその後、番組終了までピカソが採用され、合計４枚のシングルがスマッシュヒットしています。

第二期「シ・ネ・マ」
第三期「ファンタジー」
第四期「サヨナラの素描」
第五期「ビギン・ザ・ナイト」

『めぞん一刻』のストーリーに上手くマッチしたピカソの楽曲は当時も多くの人達を魅了したに違いありません… 僕も遅ればせながら大人になって魅了されてます。

せつない感じもあり、哀愁というか凄く心に響くんだよなぁ。

2018.06.16