【第3位】 イーグルス「ファンキー・ニュー・イヤー」 1978年リリースのシングル「ふたりだけのクリスマス」(Please Come Home For Christmas)のB面に収録。新春にしこたま飲みすぎて、二日酔いで具合の悪さが最高潮!という内容のこの曲、当時のイーグルスとしては珍しい1コード一発のファンクチューンだ。歌詞とサウンド、そしてドン・ヘンリーのハスキーな歌声が上手くかみ合ってファンキーさを醸し出している。名盤『ホテル・カリフォルニア』(1976年)から『ロング・ラン』(1979年)にかけての端境期に生まれたことで、あまり知られていないが、もしかしたら隠れた名曲と言えるかもしれない。
【第2位】 マライア・キャリー「オールド・ラング・サイン(ニュー・イヤーズ・アンセム)」 マライア・キャリーにとって13枚目のスタジオアルバムであり、2枚目のクリスマスアルバムでもある『メリー・クリスマスⅡユー』に収録。タイトルの「オールド・ラング・サイン」はスコットランド語だが、訳すとしたら “久しき昔”(old long since)と言ったところか。原曲は「蛍の光」として知られるスコットランド民謡で、マライアはこれを年末のパーティーソングとして仕上げた。ただ、このアレンジは良く言えばモダンでスタイリッシュかもしれないが、僕には少々押し付けがましくて品がない印象だ。2010年リリース。
【第1位】 アバ「ハッピー・ニュー・イヤー」 1980年にリリースされた7枚目のアルバム『スーパー・トゥルーパー』に収録。当初はシングルヒットした「ザ・ウィナー」(The Winner Takes It All)や「スーパー・トゥルーパー」の陰に隠れた印象だったが、今では欧州の一部で新年の定番ソングとして浸透しているらしい。実は制作の途中まで「Daddy Don't Get Drunk On Christmas Day」(お父さん、クリスマスの日に酔っ払わないでね)というタイトルが付けられていたというから面白い。最終的には、透明感が溢れて、神聖な雰囲気を醸し出す、見事な作品に仕上がった。
旧正月は、中国では “春節”(Chinese New Year)、韓国では “ソルラル”(Korean New Year)、ベトナムでは “テト”(Tết)と呼ばれており、これらの地域では1年で最も盛り上がりを見せる時季である。裏を返すと、新暦の大晦日や元日はあまり重視されていないことになる。似たような現象は、ベトナム以外のメコン諸国でも見られる。