2017年の9月は、26日が木根尚登氏の誕生日だったり、安室ちゃん来年引退が突然発表されたりと私の中で小室ファミリーが熱かった。8月には浅倉大介とのユニット結成発表もあり、TKサウンドについて語りたくなった。
90年代後半に起きたTKサウンドの大ヒットの要因。それを私なりに一言でまとめるならば、
『エンドレスループできる心地よさ』
―― だと思う。シンセサイザーの4つ打ちの中に作曲の基本コードベースで作られた「Aメロ ⇨ Bメロ ⇨ サビ」が繰り返される現象。それが私の脳に新しい快感をもたらしている。
そして、このサウンドのもう一つの大きな特徴が『聴き心地のいい声質のボーカル』である。
KEIKO、華原朋美などの澄んだ高音を筆頭にTM NETWORKの宇都宮隆もクセのない甘い声。小室氏自身が癒される声質、リズムを追求したその贅沢な世界観が、実はTKサウンドの真髄なのかもしれない。
実は、差し迫ったリサイタルのため、暗譜とコラムの執筆と会社業務から逃避したくてTKサウンドに走ってしまったのだが、私を癒してくれるエンドレスリピート「Get Wild」は、一つの恩恵を与えてくれた。
「Get Wild」を聴きながら作業をしていると、何故かビートに合わせてリズミカルに目の前のことを処理することができ、作業効率が上がるのだ。
歌詞の内容に引っ張られない美しい歌声とビートのバランスが絶妙。多忙なときほど、流れのままに任せることができる。
仕事なんてものはmustとして作業をこなすのではなく、したいときにするのがベストだが、どうしても焦る。
でも勇気を出してまずはしたいことする。したくないときはじっとして、したくなるのを待つ。それできっと上手くいく。うん。
こんな心境になれているのはひょっとしたら「Get Wild」のおかげかもしれない。私はこの方法で4つの仕事を同時に動かせるようになってきた。右脳で作業をしている状態に近いのかもしれない。
集中力と作業効率を上げる一つの方法として、TKサウンドエンドレスリピートを個人的に熱くオススメしたい。
2017.09.30
YouTube / ecsun9
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