7月1日
山口百恵から松田聖子、さよならの向こう側にある青い珊瑚礁が眩しかった
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photo:湘南のJOHN LENNON  

うちのばあちゃんが生きていた時、テレビで松田聖子を見るたびに「このへなちょこっ、あたしゃ嫌いだよ!」と言っていた。ばあちゃんは山口百恵が大好きで、赤いシリーズなんかもよく見ていたからドラマの影響も大きかったんだろう。もちろん僕も山口百恵は好きだったけど、松田聖子が「へなちょこ」だとは全く思えなかった。

ご存知の通り、70年代を駆け抜けた山口百恵は1980年の秋に21歳で引退する。そして、それにクロスオーバーするような形で80年の春に18歳でデビューしたのが松田聖子だ。結果的に彼女たちの活動がオーバーラップしたのは半年間だけであるが、この時期に2人が放っていたオーラは明らかに異質だった。

2人の年齢差はたった3つなのだが、凛としたオーラと太陽のようなオーラとでも言ったらいいだろうか。そんな2つのオーラをタイミング良く目撃できたのは、僕にとっては非常に大きな出来事だった。恋人の死によって打ちひしがれていた星飛雄馬が、沈みゆく月と昇りゆく太陽を同時に目撃することで蘇生したように(違うか)。

まあ、うまく言葉では言えないのだけれど、なんかこう、ぐるっと物事が入れ替わる感じというか、大きく視界が開ける感じというか、こういった変化が70年代末から80年代初頭にかけて、いくつも起こっていたように記憶している。音楽はウォークマンと共に街に飛び出し、漫才はMANZAIになり、長嶋が解任されたりジョンレノンが射殺されたり。

山口百恵が古かったとは全然思わないが、それにも増して松田聖子は新しく、眩しかった。この時期、ちょうど僕が中学生から高校生になるタイミングとも重なるから、新しさとか変化をどんどん受け入れる年頃でもあったのだろう。そして、そういった新しさや変化を、うちのばあちゃんは直感的に拒絶したんだと思う。

それにしても歴史とは面白い。松田聖子は父親に芸能界入りを猛反対され、通常のアイドルよりもデビューが遅れてしまうのだが、仮にもし1年早い1979年にデビューしていたとしたら、現在のような結果は残せたのだろうか。歴史とは必然であるはずで、そこに “もし” は無いのだが、そんなことを想像してみると結構楽しかったりもする。


さよならの向う側 / 山口百恵
作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童
編曲:萩田光雄
発売:1980年(昭和55年)8月21日

青い珊瑚礁 / 松田聖子
作詞:三浦徳子
作曲:小田裕一郎
編曲:大村雅朗
発売:1980年(昭和55年)7月1日

2016.05.25
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    ザ・ベストテンにおける山口百恵と松田聖子のツーショット(80年9月25日)

 

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