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モダン・ロマンスの歌う「ベスト・イヤーズ」今年が人生最高の年でなくても…

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人生をテーマにした曲について思いを巡らせてみた…


人生にはたくさんの “もし” が付きものだ。「もしあの時、こうしていれば」と自分の選んだ選択肢以外の妄想に囚われる。そして、その “もし” は呪文のように私たちに付きまとう。

たとえば、後悔を伴う “もし” ならなおさらで、その中にはやがて中毒となりお守りのように懐に忍ばせた “もし” もあるかもしれない。はたまた、過去に向かった “もし” は私たちの判断力を鈍らせるかもしれない。逆に、未来に向けた “もし” は可能性を広げるかもしれない。このように、私たちは常に選択しながら生きている。

それにしても、のんびりと見える人生の中で突如やってくる、緊急性を伴う選択において正しい判断ができるだろうか。

新型コロナウイルスのニュースが溢れる今、私は人生における選択について考えてみた。そして “人生(もしくは LIFE)” がテーマである曲についても思いを巡らせてみたので、ここで触れてみたい。

真っ先に思い出されるのは、フランク・シナトラ「マイ・ウェイ」


真っ先に思い出されるのは、フランク・シナトラの「マイ・ウェイ」だろうか。昔は学校の音楽でも歌った記憶もある。最近学校で扱われるようになった「世界に一つだけの花」や「手紙 ~拝啓十五の君へ~」等に比べると重厚感が半端なく、そもそも子供の歌じゃないことに気付かされる。

フランス語の原曲を英訳したポール・アンカですら、自分が歌うより断然フランク・シナトラでしょ、と思ったくらいなのだから。とはいえ「マイ・ウェイ」はカバーされた曲として二番目に多い曲であり、老若男女に愛される名曲であることに変わりはないのだ。ちなみにカバーされた曲で一番多いのは「イエスタデイ」

さて本題、1980年前後のイギリスにおいて印象に残っているニューウェイブ勢といえば、UB40、ヘアカット100、ローマン・ホリデイなどを思い出す。どれも魅力的なバンドだが、今回は、“人生” というテーマから、モダン・ロマンスの「ベスト・イヤーズ(Best Years of Our Lives)」という曲に注目したい。

モダンロマンスの歌う「ベスト・イヤーズ・オブ・アワー・ライブス」


モダン・ロマンスは、他のニューウェイブやスカバンドで見られるカジュアルな感じとは異なり、カラフルなジャケット姿で演奏するスタイルが洒落ていて、最初から最後まで明るくポップなパフォーマンスが魅力的だった。

では、「ベスト・イヤーズ」の歌詞を見てみよう。

 I ask you the questions
 but you tell me lies
 Cause all of the time
 you're just full of surprise
 Please tell me, please tell me
 if all this is true
 Cause deep down inside,
 all I wanted was you

 僕の質問に君はうそばかり答える
 君にはいつだって驚かされてばかりだ
 お願い、全部本当ならお願い教えて
 だってぼくが心の底から欲しかったのは
 君なんだから

こんな感じの明るいラブソング。平和で、恋に浮かれ、陽気で、とてもチャーミングな歌詞で、恋をすると身も心も大抵こんな感じで大騒ぎになることだろう。

心が折れないために必要なもの、それは “大好きな何か” の存在


2020年は多くの人にとって「ベスト・イヤーズ」ではなさそうだ。もしかしたら最低な一年かもしれないけれど “人間万事塞翁が馬” という故事もある。最高であっても最低であってもこの先、どうなるかなんてわからない。そんな今こそ、私は何に踊らされているのだろうかと、我に帰る時間を持ちたいのだ。

改めて “LIFE” という綴りを見て欲しい。そのど真ん中には “IF” が鎮座する。それも、こんなにもわかりやすく。振り返ってみると、私は “LIFE” において “IF” を実現する時間として生ることで心身満たされてきた気がする。きっとこれからもそうだろう。

新型コロナウイルス感染爆発の重要な局面にある今、私たちの心が折れないために必要なのは、“大好きな何か” の存在だと思う。たとえば、家族、友達、趣味、仕事 etc. 人それぞれにあると思うが、色々な発見があるに違いない。

そしてその中には、大好きな音楽をたくさん思い出したり、あるいは新しく出会ったりすることだってあるだろう。しかるべき時期が来たらその時は、好きな音楽をスイッチオンして鼻歌を歌って歩き出せるようになっていたいのだ。人生最高の年が今年でなくても、確実に後には何かが残る一年になるはずだから。

2020.04.22
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カタリベ
1969年生まれ
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