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ニューミュージックの扉を開いたハイ・ファイ・セット vol.3

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photo:OTONANO  

私にとって『山本潤子』というヴォーカリストは特別な存在である。
先にも述べたが、私は山本潤子さんの歌声を子守唄に育った。初めて恋をした時に聴いた「ファッショナブル・ラヴァー」は私の背中をまるで姉のように一押ししてくれた。カセットテープを再生するたび、肉親のような愛情を曲から感じていた。いつの時も彼女の声は深くやさしく心に響く。


「素直になりたい DON'T YOU TELL HIM?」(1984年)
同曲は杉真理が作詞・作曲。シチズン時計のCMソングだったので印象に残っている人も多いんじゃないでしょうか。キャッチーでおしゃれなワードとウキウキとさせてくれるリズム。日本人の大半が明るい未来しか想像していなかった… そんな時代に生まれ落ちた曲。どこまでもポジティブで突き抜けた明るさがあり、今聴くと輝きに満ちた1980年代の残照に眩しさを感じるかもしれません。

作詞・作曲:杉真理
編曲:井上鑑
発売:1984年(昭和59年)1月21日


「星化粧ハレー HALLEY」
約76年の周期で地球に接近するハレー彗星は1986年にやってきた。1980年代はボイジャー計画による惑星探査から始まってハレー彗星の観測で宇宙への想いがさらに大きく膨らんだ。あの頃、なんとなくハレーの尻尾をさがして夜空を眺めた人もいるんじゃないだろうか。

1910 今わかったの。
1986 私はあなたの前世の恋人。

ハレー彗星を恋する女性に見立てた印象的な歌詞。壮大な宇宙を幻想的に感じさせてくれるサウンド。そして、この曲は人を選ぶ。唯一無二、山本潤子さんのヴォーカルでなければ成立しない。そう、彼女のためだけに作られた曲と言っていい。大人の女性の深い母性(宇宙)に抱かれるような感覚。これは潤子さんにしか出せない魅力。母親の胸で眠る赤子のような純粋な気持ち、無心へと回帰させてくれる。

作詞:田口俊
作曲:杉真理
編曲:井上鑑
発売:1984年(昭和59年)11月1日


「プラトニックしましょ PLATONIC LOVING」(1988年)
30歳を前に結婚間近で失恋を味わった女性の揺れる心の内を描いた作品。赤い糸も星占いも血液型ももう信じない… 切ない気持ちを前向きな歌唱で癒してくれます。

作詞の田口俊氏は、松任谷正隆氏のプロデュースで須藤薫さんのアルバム「プラネタリウム」で全詞を任されるなど、なるほどハイ・ファイ・セットの楽曲にはドンピシャリ。「え?この歌、私の事を歌ってる!」そんな気分にさせてくれる普遍的で心象的な歌詞。それはユーミンとの共通性であるかもしれない。聴き手の心の内面に寄り添う、男性とは思えない繊細な歌詞が潤子さんのヴォーカルに素晴らしくハマっています。

作詞:田口俊
作曲:杉真理
編曲:新川博
発売:1988年(昭和63年)5月21日

2016.07.22
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カタリベ
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