日曜午前10時に鳴り響く「キン肉マン Go Fight!」 マイ・フェイバリット・アニメの主題歌は「キン肉マン Go Fight!」だ。
初めて買った単行本は11巻。1983年当時の最新刊で、大興奮の「7人の悪魔超人編」の中盤戦を収録していた。魔雲天を倒すも同体で崖に転落したテリーマンが “ただいま、キン肉マン” の台詞と共に生還する名シーンも収録。大ファンになるに十分な熱量の洗礼を受け、小遣いの使い道がガンプラから『キン肉マン』の単行本集めに変わり始めた。そんな中、待望のアニメが始まった。
日曜午前10時に鳴り響く主題歌「キン肉マン Go Fight!」。歌うは串田アキラ。大好きだった特撮『太陽戦隊サンバルカン』の主題歌や、静岡県民にはお馴染み『富士サファリパーク』のCMソングを歌っている人だとは、この時点ではまだ気付いていない。初めて観たアニメのオープニングは、キャラクターデザインがしっくり来なかったが、串田アキラのソウルフルなシャウトだけは別。人生で一番多く口ずさんだ歌かも知れない。
小遣いは、小学生の間で大ブームを巻き起こしていた “キン消し” (キン肉マン消しゴム)に全部消え、目当ての商品が出ないガチャガチャにキレてパイルドライバーをかましたり、学校に自慢のコレクションを持って行ったら、スニゲーターをパクられたり… 今となってはみなイイ思い出ばかり。
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プロレスバトル路線の展開にふさわしい主題歌「炎のキン肉マン」 そして、「黄金のマスク編」が始まる第66話から、主題歌は「キン肉マン Go Fight!」から「炎のキン肉マン」に変更となる。ドタバタギャグ路線にマッチした初代オープニングに比べて、プロレスバトル路線にシフトしていった展開にふさわしい超カッコイイ曲。
思い返せば、バッファローマンに勝利し、ミート君や死んだ仲間も生き返って大団円を迎えた「7人の悪魔超人編」のラストを見ながら、来週から始まる「黄金のマスク編」にはやる気持ちを抑えきれない。しかし、1つ問題があった。次の日曜は運動会なのだ。ビデオデッキなど家にはない。肝心なシリーズのスタートが観られないのである…。
悶々とした日々を送った筆者であったが、結果として、この「黄金のマスク編」の第1話を観ることに成功している。運動会前日、季節の変わり目もあって発熱。運動会を病欠したのである。キン肉マンの新シリーズを観たい一念が起こした発熱だったのだろうか…?
火曜日(月曜は代休)の学校では、自分だけが観た「黄金のマスク編」の話を、そして新主題歌「炎のキン肉マン」のカッコよさを自慢げに話しまくった筆者だったが、友達はそんなことよりも運動会の話題に夢中だったのは言うまでもない。でも、熱にうなされながら聴いた「炎のキン肉マン」、最高にカッコよかったぜ!
VIDEO Information 1986年にカセットで発売された『キン肉マンのザ・ヒット・パレード 超人の歌ベスト20』が、初CD化されて7月31日に発売!
https://columbia.jp/prod-info/COCX-42316/ *2016年1月25日、2016年10月27日に掲載された記事を1本化してアップデート
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2024.07.30