そんな平成を盛り上げた「ココロオドル」は、18年後の2022年に再び大ヒットとなった。きっかけは同年6月10日に公開されたYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』への出演だった。アカペラから始まり、怒涛のようにDJが奏でるリズムと絡まっていくココロオドル言葉の渦に、リアルタイムを知らない若者も、当時お世話になった者も、クーッ、アガル!と身悶えしたのは想像に難くない。爆発的に再生数を伸ばし、iTunesのヒップホップ部門ソングチャートでも1位を獲得した。
実は、nobodyknows+は全員『THE FIRST TAKE』というコンテンツを知らず、最初、DJ MITSUのもとに出演オファーが来たとき、ちょっとわかんないんで結構ですと断ったそうだ。ちょっとわかんないんで‼しかし周りの若い子からすすめられて出演したという裏話はビックリである。
『THE FIRST TAKE』に出なくても、きっとこの曲は平成ブームのコンテンツや歌番組で取り上げられ、再ブームを巻き起こしただろう。けれど、『THE FIRST TAKE』がよかったなあと思うのは、なんといっても全員楽しそうなところがダイレクトに映っていたからだ。2007年に脱退し、ブルックリン在住のg-tonも合流し、オッチャンなのに子供みたいな笑顔だ。
ヒップホップアーティストとして史上初となる全国47都道府県ツアーを実施
改めてnobodyknows+の公式サイトへ飛ぶと、実はすごい人たちだと慄いた。2004年にはヒップホップアーティストとして史上初となる全国47都道府県ツアーを実施。2014年にはロシア第3の都市ノボシビルスク市より招聘を受けロシアライブを開催。2020年には、大人気アニメ 『ヒプノシスマイク』に楽曲提供した「Bad Ass Temple Funky Sounds」がオリコン他音楽チャートで軒並み1位を獲得―― と、素晴らしい経歴が並んでいた。