3月21日

LAメタルのいぶし銀、カヴァーも達者なグレイト・ホワイト

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グレイト・ホワイトのアルバム「グレイト・ホワイト」が米国でリリースされた日
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photo:FANART.TV  

80年代後半、期間は短いながらも一世を風靡したLAメタル。セールス的にも全米のチャートを席巻しまくるさまを見てると痛快でもありました。メタル好きの私はもちろん、色々聴きまくりました。モトリー・クルー、ラット、ドッケンなどといった代表格からやや知名度の劣るものまで。そんな中で私が好きだったのがグレイト・ホワイト。

グレイト・ホワイトがアルバム『グレイト・ホワイト』でデビューしたのは84年。LA出身とはいえ、LAメタルの代名詞的なルックスやサウンドに比べると派手さに欠いてましたが、その王道メタル追求型の作品にはいい意味でどっしりとしたサウンドや演奏の安定感が備わってました。しかしながらセールス面では振るわず、メジャーの契約を切られてしまいます。

そこで彼らはファーストアルバムのサウンドを刷新、ブルージーかつ古き良き70sのハードロックっぽいサウンドでセカンドアルバム『ショット・イン・ザ・ダーク』を発表します(スペンサー・デイヴィス・グループの「愛しておくれ(Gimme Some Lovin')」のカヴァー収録)。これがなかなかいいリアクションを得、またもやメジャーを勝ち取ることになります。

ファーストアルバムのときにはあまり気にならなかったのですが、このセカンドアルバムを聴いているとヴォーカル、ジャック・ラッセルの声がロバート・プラントに似ていることに気付きました。曲もツェッペリンっぽいフィーリングがあったりしてこれはこれでなかなか良いなと。

続くサードアルバム『ワンス・ビトゥン』からは、「ロック・ミー」というシングルヒットも生まれます。7分以上の尺で後半に盛り上がる「天国への階段(Stairway to Heaven)」さながらの同曲の12インチシングルにはツェッペリンの「移民の歌(Immigrant Song)」、「ロックン・ロール (Rock and Roll)」のカヴァーも含まれ、ツェッペリンフォロワーとしての片りんが本格的になってきます。

さらに『...トゥワイス・シャイ』からのシングル「ワンス・ビトゥン・トゥワイス・シャイ」(モット・ザ・フープルのイアン・ハンターのカヴァー)は全米5位を記録、彼らの代表曲になりました。

その後LAメタルのムーブメントも去り、彼らのアルバムセールスも落ちますが、90年代も地道な活動を続けます。そして99年、全編ツェッペリンをカヴァーしたライヴアルバムを発表します。これが凄い。

トリビュートの域を超えた完コピ! ジャック・ラッセルのヴォーカルはロバート・プラントの全盛期に迫るほど。ツェッペリンファンからは再結成後のツェッペリンのライヴよりツェッペリンらしいというお墨付きも得ました。まさしく「本家超え」。最近は研究を重ねまくったプロ並みのコピーバンドも存在しますが、プロによるコピーライヴというのも非常に楽しいですね。

グレイト・ホワイトは他にAC/DC、バッドフィンガー、ヴァン・ヘイレン、フリーなどをカヴァーしたアルバムも出してるんですが、それぞれ本家にちょっと似せて歌ったりしていて凄く楽しい。よかったらそちらも是非チェックしてください。

2017.11.10
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