3月21日

センバツも開幕!高校野球【ブラバン応援ソング】定番中の定番10曲はコレだ!

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高校野球ブラバン応援歌の定番中の定番とは?


私は50年来の高校野球ファンである。子供の頃は学校が休みに入ることもあり、春はセンバツ、夏は選手権の試合の多くをテレビにかじり付いて観戦した。社会人になるとリアルで観れなくなったので、夜のスポーツニュースや『熱闘甲子園』のような番組で試合結果をチェックした。ネットが普及してからは、仕事の合間にパソコンやスマホで試合経過を追ってきた。

高校野球は昔も今も人気が高く、郷土対抗競技とも言える特別なスポーツである。公共放送のNHKで全試合が中継され、試合結果はスポーツニュースのトップで紹介されるくらい、国民の関心は高い。夏になると多くの人がクーラーを付けてTV観戦するので、電力不足に陥るのは有名な話。代表校に郷土愛を重ねる人も多く、出場校の地域では試合時間になると街から人通りがなくなるのも恒例だ。

そんな高校野球に付き物なのが、ブラスバンド(ブラバン)による応援歌である。攻撃が始まって曲が流れると気分が高揚し、ランナーが出ると曲調が一変、球場と一体となりハラハラ・ドキドキできるのも応援歌があってこそ。メロディーを聴けば球児の姿が思い浮かぶ定番曲も多く、歌謡曲やポップスから洋楽、アニソン、ドラマ主題歌、民謡、マーチ、ゲーム音楽まで、ジャンルも幅広い。

そこで今回は日本の歌謡曲やポップスから、ブラバン応援歌の定番中の定番といえる10曲を、年代が古い順に紹介したい。

ーー では、今から50年前に発売された ”あの曲” から始めたい。

狙いうち / 山本リンダ(1973年)


もはや「山本リンダ」と聞いてもピンと来ない世代が圧倒的だと思う。しかし50代後半の私が年少の頃は、幼稚園や小学校で必ず誰かが歌い、踊っていたくらい人気があった。「狙いうち」は山本が1973年に放った大ヒット曲。どんぴしゃのタイトルから応援歌の “大御所” として、50年の長きにわたり演奏されている。



原曲の歌詞が「ウララ、ウララ、ウラウラで〜」であると、演奏する高校生たちは知っているだろうか?

ちなみに1973年春の優勝校は「横浜」、夏は「広島商」。優勝には至らなかったが、作新学院の江川投手が活躍した年である。

サウスポー / ピンク・レディー(1978年)


これも昭和世代なら誰もが知っている、というか歌える一曲。今もよく演奏されていて、応援歌といえばこの曲が脳内に流れる人も多いはず。言うまでもなくピンク・レディーの最盛期を飾る大ヒット曲であり、ブラバン演奏を聴くたびに、彼女たちのユニフォーム姿の衣装と特徴的な振り付けを思い出す。



ちなみに1978年春の優勝校は「浜松商」、夏は「PL学園」。夏の決勝は逆転のPLが本領を発揮し、9回裏に逆転サヨナラで勝利したのを今も思い出す。

タッチ/ 岩崎良美(1985年)


高校野球を描いたマンガの代表作といえば、70年代は『ドカベン』、そして80年代は『タッチ』を思い浮かべる人が多いのではないか。厳密に言えば「タッチ」は、野球より恋愛要素が強めだったが、ヒットしたアニメの主題歌は違和感なく応援歌に採用され、定番になった。この曲が流れると女子に応援されている気がして、選手の士気も高まりそうだ。

ちなみに1985年春の優勝校は「伊野商」、夏は「PL学園」。桑田と清原の “KKコンビ” が大活躍した最後の年で、清原が2本もホームランを放った宇部商との夏の決勝は、手に汗握る好ゲームだった。

紅 / X JAPAN(1989年)


ビジュアル系ロックバンドの元祖とも言えるX JAPAN(当時は「X」)の代表曲。原曲を知らなくてもサビを聴けば、甲子園の熱闘が思い浮かぶ人は多いはず。

「紅」に「真紅の優勝旗」を掛けて応援歌になったと思いきや、実は広島東洋カープの応援歌に使われたのが最初らしい。ロックでも応援歌にしてしまうブラバンの底力を感じる一曲だ。



ちなみに1989年春の優勝校は「東邦」、夏は「帝京」。平成の強豪として帝京が台頭し、仙台育英の大越、上宮の元木らが活躍した年だった。

どか〜ん / 真心ブラザーズ(1990年)


真心ブラザーズ(当時は「THE 真心ブラザーズ」)の4枚目のシングル。『ニュースステーション』の名物コーナー「プロ野球1分勝負」のBGMで使われてから、一躍有名になった。

高校野球の観戦では、この印象的なサビのメロディーをどれだけ聞いたことか。もはやブラバンが「どか~ん」という声を発しているように聴こえるから不思議だ。

ちなみに1990年春の優勝校は「近畿大学附属」、夏は「天理」。沖縄水産が沖縄県勢として初めて夏の決勝に進んだ年である。

OVER DRIVE / JUDY AND MARY (1995年)


JUDY AND MARY(ジュディマリ)の7枚目のシングル。ジュディマリには他にもヒット曲がたくさんあるが、ブラバンではこの曲のサビがよく演奏される。「走る雲の影を飛び越えるわ 夏のにおい追いかけて」という歌詞と甘酸っぱいメロディーラインからは青春を想起し、高校生に好まれたのだろう。



ちなみに1995年春の優勝校は「観音寺中央」、夏は「帝京」。星稜と敦賀気比という北信越勢2校が夏の準決勝に進出した年で、地域間格差が薄れゆくのを感じた。

SEE OFF / BRAHMAN(1998年)


ロックバンドのBRAHMAN(ブラフマン)が1998年に発売したアルバムの収録曲。応援歌の定番として脳内に刷り込まれたこの曲が、あまり知られてないロックバンドのアルバム曲と知った時は驚いた。

チアリーダーをしていた茨城の女子高生の熱意で演奏されたのが始まりらしいが、各校に広まって定番になったことに、数奇な運命を感じる。



ちなみに1998年は、松坂投手を擁する「横浜」が春夏連覇を達成した年。夏の準決勝の6点差からの逆転、決勝戦でのノーヒットノーランは、とにかくすごかった。

夏祭り / Whiteberry(2000年)


もとはイカ天出身バンドのJITTERIN’JINN(ジッタリン・ジン)の曲だが、ガールズバンドのWhiteberry(ホワイトベリー)が2000年にカバーして一躍有名になった。私も知ったのはホワイトベリー版である。浴衣姿の君に思いを打ち明けられなかった夏祭りの記憶を歌った歌詞は、多くの高校生の胸を打ったことだろう。

ちなみに2000年春の優勝校は「東海大相模」、夏は「智弁和歌山」。破壊的な打棒を誇った智弁和歌山が打ちまくった夏だった。

さくらんぼ / 大塚愛(2003年)


この曲が甲子園で流れるのを初めて聴いた時は、感慨深かった。最新のヒット曲を応援歌に取り入れるブラバンの自由さはもちろんだが、21世紀になって応援歌も世代交代が起こっていると、しみじみ感じたのだ。実際の応援では歌詞を色々変えて歌っているらしいが、TVではよく聴き取れないのが残念だ。

ちなみに2003年春の優勝校は「広陵」、夏は「常総学院」。名将と呼ばれた常総の木内監督が、引退前に有終の美を飾った年。夏の決勝相手は、ダルビッシュを擁する東北だった。

青春ライン / いきものがかり(2007年)


いきものがかりの曲では「ジョイフル」も応援歌の定番だが、私はこの曲のほうがしっくりくる。というのも、ド直球なタイトルや、夏のグランド、白線、奇跡といったキラーワードを含んだ歌詞、セツナ系のメロディーから、先に紹介した「OVER DRIVE」や「夏祭り」に通じる “青春の甘酸っぱさ“ を感じるからだ。そう、一度きりの青春を賭ける高校球児のBGMには、甘酸っぱさこそが相応しい。

ちなみに2007年春の優勝校は「常葉菊川」、夏は「佐賀北」。夏は公立校でノーマークだった佐賀北が勝ち進み、決勝では逆転満塁ホームランを放って栄光をつかんだ劇的な年だった。

―― ということで、高校野球を盛り上げるブラバン応援歌の定番から日本の曲10選を、リマインダーらしく年代順に紹介してきた。2010年代以降は選外としたが、最近の応援歌は多様化が進み、映画や大河ドラマの主題歌からボカロまで幅広い。そうした中でも今回紹介した10曲も演奏され続けていて、定番の底力を感じる。

最後に、私にとって応援歌のソウルミュージックといえば、何といっても『海のトリトン』の主題歌「GO! GO! トリトン」である。試合中にこの曲が流れると、甲子園と一心同体になったかのように気分が高揚する。定番の偉大さを感じる1曲だ。

ブラバン応援歌は専用のアルバムも何枚も出ていて、サブスクでも気軽に聴ける。曲名を知れば観戦が楽しくなること請け合いなので、一度チェックしてはいかがだろう。思い当たるメロディーが幾つも見つかるはずである。

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2023.03.17
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カタリベ
1966年生まれ
松林建
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