CDが売れないこのご時世だからか、洋楽の旧譜アルバムが廉価盤として1,000円とかのシリーズで売ってたりしますよね。リリース時にはスルーしていたアイテムもこの機会に思わず爆買いしてしまったりする、いまだに「音楽購買世代」の私ですが、こういった廉価盤シリーズで嬉しいのがジャズ。
若い頃、ジャズにも興味があるけどロックで手いっぱいだった自分にとって、今更ながら研究心&好奇心の対象として大いに利用させてもらってます。
モダン・ジャズやビバップにまで首を突っ込むことはありませんでしたが、大学時代はそこそこフュージョンを聴いていました。
クルセイダーズ、デイヴィッド・サンボーン、ラリー・カールトン、ウェザー・リポートなど、かじる程度でしたがドライブなどのBGMで楽しんで。
中でもいまだによく聴くのがパット・メセニー。
出会いはアルバム「スティル・ライフ」でした。このアルバムのテイストは全体的にブラジル音楽。ジャズやフュージョン自体そんなによく知らないのにいきなりブラジル!
まあ、聴いていた当時はそんなこともよくわからず、そのサウンドの気持ちよさにただただウットリするばかりでした。
いろいろ調べていると松任谷由実が絶賛してたり、デヴィッド・ボウイと共演してたり(This Is Not America)、初期のキャリアではECMレーベルからリリースしていたりという情報を得て驚きを交えつつ、少しずつのめり込んでいくはめに。
とは言え、この「スティル・ライフ」以前に10枚以上リリースされているアルバムを一気にに購入することは不可能。ですので、現在の廉価盤シリーズは本当に嬉し涙こぼれます。
今ではかなりのディスコグラフィが揃ったパット・メセニーですが(まだコンプリートはしてません…)、私にとってのベストは初パットの「スティル・ライフ」です(ちなみに次点は「オフランプ」「レター・フロム・ホーム」と続きます)。
未聴の方は是非。特にこれからの季節、暑い夏にはきっと心地いい清涼感をもたらしてくれるはずです。
2016.07.24
YouTube / PenchoDuque
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