続く「ラッキー・ラヴ(I Should Be So Lucky)」も忘れられないヒット曲。ここからがストック・エイトキン・ウォーターマンによるプロデュースで、リック・アストリーの「ネバー・ゴナ・ギブ・ユー・アップ」に匹敵する破壊力を持つ名曲だと思います。再レコーディングした「ロコモーション」も、バナナラマの「ヴィーナス」と双璧を成すカヴァーアレンジの傑作、上手いですね。
ストック・エイトキン・ウォーターマンとは91年のアルバム『あなたも、M?(Let's Get to It)』まで組むことになりますが、その後もロビー・ウィリアムスやニック・ケイヴとデュエットを発表するなどコンスタントに作品を出し続け、2001年のアルバム『フィーヴァー』からの「熱く胸を焦がして(Can't Get You Out of My Head)」の大ヒットによって彼女にとっての2度目のピークを迎えます。