2025年 12月17日

工藤静香による中島みゆきカバーアルバム第3弾「Love Paradox」ツアーからのメッセージ!

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工藤静香のBlu-ray映像作品「Shizuka Kudo Concert Tour 2025 Love Paradox」発売日
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長きにわたる工藤静香と中島みゆきのコラボレーション


これまで、中島みゆきは工藤静香に多くの楽曲を提供している。その数、全部で24曲。ソロデビューした頃に、レコード会社の担当ディレクターから “中島みゆきと松任谷由実と竹内まりやなら誰が一番好き?” と問われ、“中島みゆき” と答えたことからこの縁が始まったようだ。

最初の提供曲は「FU-JI-TSU」(1988年)で、最新作は「海燕」(2025年)だから、工藤静香は1980年代、1990年代、2000年代、2010年代、2020年代ーー つまり昭和、平成、令和を通じて中島みゆきから楽曲提供を受けていることになる。当然、長きにわたるコラボレーションはお互いの信頼関係のもとに成り立っていることは言うまでもない。

1988年にリリースされた5曲入りミニアルバム『静香』では中島みゆきが全曲の作詞を手がけており、その後も工藤静香は、中島みゆき作品のカバーをアルバム単位で発表している。2008年の『MY PRECIOUS -Shizuka sings songs of Miyuki-』、2021年には『青い炎』、そして今年(2025年)7月にリリースした最新作『Love Paradox』がそれにあたる。

この『Love Paradox』には、中島みゆきのカバー曲が11曲、ボーナストラックとして書き下ろしの新曲「海燕」が収録されている。タイトルを和訳すると “愛の矛盾”。「悪女」「わかれうた」「ひとり上手」などの有名曲も収録されており、工藤静香は特に「荒野より」「Maybe」の2曲を思い入れの強い曲として挙げているようだ。



「Shizuka Kudo Live Tour 2025 Love Paradox」の模様が映像化


今年、カバーアルバムのタイトルである『Love Paradox』を掲げたコンサートツアー『Shizuka Kudo Live Tour 2025 Love Paradox』を全国12ヶ所で開催した工藤静香。そしてこのツアーの最終公演日である、埼玉・大宮ソニックシティ 大ホールでの模様が収録され、Blu-rayとDVDで発売された。ちなみに、この最終公演日である8月31日は、彼女のソロデビュー38周年という記念すべき日でもあった。

コンサートはセットリストの半分が中島みゆきナンバーから選曲されていて、オープニングは中島みゆき1983年のシングル「あの娘」からスタート。この曲は、サビの部分でまったくブレスをする箇所がない非常に難しい曲なのだが、それを難なく歌いこなしてしまうのはさすが歌唱力に定評のある工藤静香。2曲目の「悪女」も中島みゆきのカバーで、続く3曲目に自身のナンバー「ぼやぼやできない」。

トークの後は、中島みゆきが初の首位を獲得した1977年の「わかれうた」、そして自身の「抱いてくれたらいいのに」を挟み、中島みゆき1982年のシングル「横恋慕」と続く。この曲は、1982年から83年にかけて「誘惑」「横恋慕」「あの娘」と立て続けに発売された中島みゆきの実験作的なシングルで、オリジナルアルバムには収録されていないもの。そういった曲もきちんと自分のものにしてしまうのもさすが工藤静香!

その後もカバーアルバム第2弾『青い炎』に収録されていた「糸」、そして中島みゆき1984年のシングル「ひとり」を完璧に歌い上げ、いったんステージから去る。



工藤静香のリスペクト感が伝わってくる「Maybe」


しばらくして、衣装をチェンジした工藤静香が登場。ここから来場しているファンとの掛け合いタイムが始まり、“今日は「禁断」歌って” と書かれたファンのスケッチブックをステージで披露。デビュー時の “ちょっとはにかみプリンセス” というキャッチフレーズについて照れくさそうに話した後、デビュー記念日ということもあって「禁断のテレパシー」を熱唱。もちろんセットリストにはない特別な演出だ。

ここからはしばらく自身のオリジナル曲が続き、シングル「嵐の素顔」「Blue Velvet」などが披露されていく。そして、本編のラストはアルバム『Love Paradox』の中でも特に思い入れの強い楽曲だという「Maybe」を歌唱。この曲はもともと中島みゆきの『夜会 Vol.2』で披露された曲で、中島みゆきファンにとっても非常に重要な立ち位置にある1曲。そのあたりをよく理解して取り上げている工藤静香のリスペクト感が伝わってくる。

アンコールは、カバーアルバム第1弾『MY PRECIOUS -Shizuka sings songs of Miyuki-』で取り上げた「銀の龍の背に乗って」から。そしてラストは、最新書き下ろし曲の「海燕」を歌い上げ、ツアーの最終日が幕を閉じた。



傷ついた人々を勇気づけるために歌い続ける工藤静香


ーー と、普通のコンサートであればここでステージから去って行くはずだが、この日の工藤静香は1人ステージに残った。ここでファンの人たちへのメッセージを数分間にわたり送っている。

内容に関しては、ぜひ直接このBlu-rayを通じて観ていただきたい。世知辛い日々の世の中で、誰もが何かに傷ついて生きている。そして、そんな人々を勇気づけるために、工藤静香は歌い続けているのかもしれない。その歌は、“社会的弱者” に寄り添ってきた中島みゆきの作品を歌い続けている彼女だからこそ発信できるメッセージなのだ。何かに悩んでいる方は、是非この映像作品を通じて生きる勇気をもらって欲しい。心からそう思ったし、これからの工藤静香にも大いに期待したい。


Information
Shizuka Kudo Concert Tour 2025 Love Paradox


2025年LIVEツアー『Shizuka Kudo Concert Tour 2025 Love Paradox』よりツアーファイナルとなる、大宮ソニックシティ 大ホールの模様を収録したライブ映像作品!
▶ 発売日:2025年12月17日(水)
▶ 価 格:Blu-ray 6,400円(税込み)
      DVD 5,500円(税込み)

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2025.12.21
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カタリベ
1967年生まれ
長井英治
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