2025年 9月30日

2025年【80年代アイドルの現在地】松田聖子、田原俊彦、中森明菜、小泉今日子、斉藤由貴…

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田原俊彦のコンサート「TOSHIHIKO TAHARA DOUBLE “T” TOUR 2025 Dance with KING of IDOL 踊るパワースポット!」東京公演開催日(東京国際フォーラム ホールA)
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2025年は、空前のアイドルブームの起点となった1980年から45年。そして、当時デビューしたトップアイドルたちの多くが現在も活動を続けているという、驚くべき事実がある。ここでは、そうした現象をまとめてみたい。

田原俊彦は32年ぶりにシングルチャートランクイン


1980年代のアイドルブームは、1980年にデビューした松田聖子と田原俊彦が、従来よりも大きなアイドル市場を開拓したことから始まっている。アイドルを扱うメディアやコンテンツが増え、2人がアイコンとして先頭を並走することで、新時代の到来が印象づけられたのである。 あれから45年、松田聖子は、6月より日本武道館などの大規模会場をメインとしたツアー『45th Anniversary Seiko Matsuda Concert Tour 2025 “Sing!Sing!Sing!”』を行い、各会場で安定した動員力を示した。

そして、近年はテレビ出演の機会も増え、そのたびにハイレベルなダンスパフォーマンスが話題になる田原俊彦は、超満員となった東京国際フォーラム・ホールAの公演を軸に、夏から11月にかけて全国19箇所のホールツアー『TOSHIHIKO TAHARA DOUBLE 'T' TOUR 2025 Dance with KING of IDOL 踊るパワースポット!』を行った。また、シングル「LIFE IS A CARNIVAL」が32年10か月ぶりにオリコン週間シングルチャートでトップ10入りというニュースもあった。



1980年代アイドルブームの先頭ランナーがたまたますごいスタミナを持っていたのか? それとも、先頭ランナーだからこそ根強い支持を集めているのか? 鶏が先か、卵が先か。正解はわからない。ただ、45年という超持久走を走り切るには、バックステージでの想像を絶する鍛錬が前提であることだけは事実だろう。

中森明菜、小泉今日子、花の82年組が大活躍


2025年の中森明菜は、久々と言ってもいいくらい継続的に動いた1年だった。4月には大型野外フェス『ジゴロック2025〜大分 “地獄極楽” ROCK FESTIVAL〜』に出演。小室哲哉の特別企画『TK LEGENDARY WORKS』に参加する形で大きく存在感を示した。5月1日のデビュー記念日には、トリビュートアルバム『明響』の発売。夏はラジオの生出演に加え、ファンクラブ限定公演を複数日開催した。秋以降は全天周映像企画『中森明菜 ザ・ステージ・プラネタリウム』が発表され、年末には東京・大阪でディナーショーが告知された。また、デビュー以来初となる自ら作曲した新曲「Merry Christmas, My Heart」の配信スタートもファンには嬉しいニュースだった。このように、活動が “点” ではなく “線” になったのだ。

中森明菜と同じ “花の82年組” の小泉今日子も表立った動きが活発だった。4月より、2012年から続く人気シリーズの第3弾となる月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)に中井貴一とダブル主演。映画や舞台で経験値を積んだ演技者として確かな実力を見せた。



6月には都内各所で自らが代表取締役を務める制作会社 “明後日” の10周年企画として、『asatte RALLY 2025』を実施。朗読、トーク、ワークショップ、子ども向けイベントまでを仕掛けた。「♪なんてったってアイドル」と歌っていた小泉今日子は、クリエイター、プロデューサーとしての才能もフルに発揮しているのである。また、朗読と音楽を組み合わせた公演、トークイベント、深夜の小規模クラブイベントへのゲスト出演など、テレビには映らない場所に足を運び続けた。一方で、還暦を迎える来年に向けて、全国ツアー『KK60〜コイズミ記念館〜』を展開することが発表されている。さて、デビュー曲は「私の16才」だったが、小泉今日子にとって “私の60才" はどんなものになるのだろうか?

斉藤由貴・南野陽子・浅香唯、3度の惑星直列


2025年は、1985年デビュー組のアイドルたちにとっての40周年イヤーだった。多くの記念イベントやツアーが行われるなか、そのトップ3といえる斉藤由貴、南野陽子、浅香唯も、それぞれ本格的なライブ活動を行った。いずれも1980年代のヒット曲を中心としながらも現役ぶりを示す内容で、チケットの動きも良く、どのライブも追加公演が行われたほどだった。

そして、さらに嬉しいオプションも用意されていた。斉藤由貴、南野陽子、浅香唯は、こちらも放送開始から40周年を迎えた『スケバン刑事』シリーズ(フジテレビ系)で主演を務めながら、当時は同じ作品のなかで揃うことも、歌番組で並び立つこともなかった。ところが、2025年には惑星直列のように勢揃いする機会があったのだ。しかも、3度も!

まず、6月に開催された、閉館間近の東京・丸の内TOEIで行われた『スケバン刑事フェスティバル in さよなら 丸の内TOEI』だ。3人が映画館の舞台上で、古い友人同士のように笑顔で語り合う光景には、“いいものを見た” という感覚を観客に提供したのだった。さらにその約1か月後、7月5日には日本テレビ系音楽特番『THE MUSIC DAY 2025』、10月2日にNHKで放送された『SONGS』にも3人が並んで出演。夢の続きが2度も見られたのだ。



おニャン子クラブ、静かなる再結成


2025年は、バラエティ番組『夕やけニャンニャン』(フジテレビ系)の放送開始、そしておニャン子クラブのデビューから40周年を迎えた年でもある。そこで彼女たちのデビュー曲「セーラー服を脱がさないで」がリリースされたその日、『おニャン子クラブ 結成40周年コンサート』が開かれた。

これはフジテレビやレコード会社主導の企画ではなく、ファン有志によるもの。世田谷区民会館(せたがやイーグレットホール)が会場となり、事前に、どんな顔ぶれがステージに立つのかは明かされなかった。それでも会場は満員になり、観客は幕が上がって初めて出演者の全容を知った。 そこに立っていたのはーー

・新田恵利(会員番号4番)
・樹原亜紀(会員番号6番)
・立見里歌(会員番号15番)
・富川春美(会員番号14番)
・白石麻子(会員番号22番)
・横田睦美(会員番号28番)
・布川智子(会員番号33番)
・我妻佳代(会員番号48番)
・杉浦美雪(会員番号50番/現・杉浦未幸)

ーー 以上9名だった。主要シングル曲のほか、我妻佳代、新田恵利、立見里歌のソロ曲、ニャンギラスのシングル曲、さらに杉浦&我妻による「うしろゆびさされ組」なども披露された。このほか、名越美香(9番)、内海和子(13番)、城之内早苗(17番)がビデオメッセージを寄せ、吉沢秋絵(25番)、山本スーザン久美子(32番)、生稲晃子(40番)からの手紙が読み上げられ、客席にいた岡本貴子(35番)が最後に紹介された。 このコンサートは大きくメディアに取り上げられることはなかったが、40年前の熱狂を知るファンには感慨深いものだった。

最後にもうひとつ。1980年代アイドルの2025年を語る上で欠かせない話題がある。85年組のなかでも、もっとも大規模な40周年全国ツアーを行う予定だった中山美穂の不在である(2024年12月6日逝去)。6月18日には、当初ツアーのセミファイナルとして予定されていたNHKホールで『中山美穂 40th Anniversary Concert ~ P.S. I LOVE YOU ~』という特別なイベントが開催され、そこには先輩アイドルである小泉今日子がサプライズ出演してファンを泣かせた。80年代アイドルはファンの人生に寄り添い、ともに生きているのである。


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