結成25周年を迎えたDo As Infinity。ボーカルの伴都美子とギターの大渡亮が影響を受けた音楽、そして四半世紀にわたる波乱万丈の活動を語るスペシャル・インタビュー。最終回となる第6回は《人生を共にすると決めた音楽》として、大渡亮に “30代の1曲” を挙げてもらいつつ、ギタリストとしての矜持やDo As Infinityの音楽的な変化についてもクールに語っていただいた。
ミシェル・ブランチ「エヴリウェア」を聴いた時の衝撃
―― 1999年に結成されたDo As Infinityは、立て続けに楽曲をリリースしていき、人気グループとなっていきます。
大渡亮(以下:大渡):ただ、僕らはエイベックス内で、MAX松浦が匙を投げた異端のグループと言われていたんです(笑)。サウンド面では亀田誠治さんもベーシストとしても参加してくれて、プロデュースも務めてくださったので、だんだん松浦さんのカラーではなくなってきて、“なんだかよくわからないから勝手にやっていいよ” みたいな話になって(笑)。松浦さん直系のユニットであるday after tomorrowとかgirl next doorに比べ、僕らは独自に歩を進められました。僕自身も、自分が体験してきた洋楽を楽曲に投下することができたし、制約なく活動してこられたと思います。
大渡:Do As Infinityをスタートさせたのが28歳の時で、30代に入った時期は、聴く音楽もDo Asの肥やしになるものを積極的に聴いていました。R&Bやヒップホップは20代の時と同様に聴いていたけれど、さすがにもうレゲエは休憩(笑)。やはりアメリカ西海岸やカナダから出てくる女性アーティストに興味が湧いていた頃です。 その中でも、この曲を聴いた時の衝撃は忘れられなくて、とにかくかっこいいと思いました。
―― 2016年に発表された『2 of Us[RED]-14 Re:SINGLES-』というアルバムは、過去の楽曲をリアレンジした内容でしたが、ここでは大渡さんが様々なギタープレイを試されていますね。
大渡:はい。あれは伴さんが出産などで活動ができなかった時期に、当時のA&Rから "亮がアコギでアレンジしたらどう?" って提案されて、僕もその夏の日課として楽しむ感覚でやってみたんです。自宅からスタジオまで車で移動する道中で、その日のアレンジを決めたんです。それで「under the sun」をサンバにしてみようと思い、結構楽しんでやりました。
―― ブラジリアンギターはどうやって習得されたんですか?
大渡:そんな素養なんてないから、YouTubeを見て、どんなふうに弾いてるのか勉強したんです。どうやったら本物っぽくなるかな?って(笑)。「under the moon」も突然思いついて、4ビートにしてみようとか。「Mysterious Magic」ではレゲエもやりました。昔を懐かしむわけでもないですが、俺が料理するならこうかな?と、ダブっぽい要素も加えたりして。