8月31日
ガンズ&ローゼズ@ウェンブリー イジーとトップレス女子が忘らんないよ
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ガンズ・アンド・ローゼズのウェンブリー・スタジアム公演が行われた日
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1991年8月、私は初めての海外旅行を体験した。行き先はロンドン。ホームステイをしながら英語学校に通う、約2カ月の短期留学だ。学校が始まる9月2日の数日前に現地入りしたのは、ガンズ・アンド・ローゼズ、ウェンブリー・スタジアム公演のためだ。

思えば89年12月のガンズ初来日。気合十分で挑んだNHKホール公演は、たった40分で終わった。あのときのリベンジを! というわけではないが、私はそれなりの勇気をふりしぼった。

初めての海外。ろくに聞き取れない英語。もちろんチケットは持っていない。観客は、タトゥーだらけの厳つい男性ばかりかもしれない。でも、ここでガンズを体験しないでどうする! 行かなければ一生後悔するだろう。

ウェンブリー・セントラル駅を降り、ウェンブリー・スタジアムまで向かう途中、そこかしこにダフ屋がいる。チケットぼられるかなと思ったが、ダフ屋のお兄さんは定価でチケットを売ってくれた。「ジャパニーズガール、楽しんでこい」という笑顔もつけて。

無事にウェンブリー・スタジアムに到着。中に入ると、とにかく広い! デカい! そして、肉ばっかり食べてそうな、厳つい男子が多い! どこに陣取るか迷ったが、スタンディングのアリーナはやめ、自由席のスタンドに行き、父親らしき中年男性と来ている中学生くらいの男の子の隣に座る。

ガンズの前に2組のオープニングアクトがあり(2組目は、たしかスキッド・ロウ)、さあ、いよいよ! と思いきや、なかなか登場しない。すると、意外なショーが始まった。

アリーナで男性に肩車されてる、観客の女の子。大型スクリーンに映し出され、スタジアム全体がやいやいヒューヒュー騒ぐ。すると、その彼女、Tシャツもブラもとって、なんとトップレスになるではないか! それも一人じゃない。次々と映し出されるたびに、白人女性たちが半裸をさらす。たしか、10人近くは脱いだような。恥ずかしがって拒否する女子なんて、一人もいない。

海外のライブって、こんななの? 海外旅行も、海外でのライブも初体験の私には衝撃だ。ちらっと横を見ると、隣席の男の子が父親と顔を見合わせ、照れ笑いしている。少年よ、君にはまだ早い!

そんな素人ストリップが繰り返された後、ついにガンズが登場! アルバム『ユーズ・ユア・イリュージョンⅠ&Ⅱ』リリース前ではあったが、ブート音源が流出しまくっていたため、おなじみの曲ばかりだ。当然40分で終わるなんてことはなく、3時間近くライブは続いた。アクセル・ローズ走りっぱなしじゃないか! すごいよ、ド迫力だよ!

ただ、ギターのイジー・ストラドリンが、なんとなく後方に居がちで寂しそうに見えたのは、私の思い込みか。それと、やたら壮大な曲が多くて、『アペタイト・フォー・ディストラクション』の疾走感が好きだった私は、なんだかドラマチックすぎ! なんて贅沢なことを思ってしまった。

ライブが終わったのは、たしか夜11時半近く。暗闇の中、厳つい男子にまぎれて、ぞろぞろウェンブリー・セントラル駅まで歩き、夜中の地下鉄にも乗り、無事 B&B にたどり着いた私は、このあと妙な自信をつけてロンドン生活を送ってしまう。

ロンドン、どうってことないしぃ、私の庭だしぃ、とばかりにタガが外れて調子に乗り、間抜けにも食事中にパスポートが入ったバッグを盗まれる。クラブ遊びの後、帰りのナイトバスを間違えて、夜中3時に人けのない道を歩き、知らない男性にクルマで送ってもらったことも。若気の至りだけじゃない、ガンズウェンブリーのせいだ、きっと。

この数カ月後、イジーがガンズを抜けてしまい、あれがイジー最後のガンズライブとなったと知り、やっぱり行ってよかったとつくづく思った。

そういえば、肩車の女の子がトップレスになるのは、欧米のスタジアム公演ではお約束なのか。そこは、未だ謎のままだ。

2018.05.17
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  YouTube / GN'R France
 

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カタリベ
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