5月23日
共有感満載の80年代洋楽ヒット!ビルボード最高位2位の妙味 vol.12
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スモーキー・ロビンソンのシングル「ビーイング・ウィズ・ユー」がビルボードHOT100で2位になった日
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photo:Discogs  

Being With You / Smokey Robinson

80年代に入って記念すべき10番目に生まれたナンバー2ソングは、ヒット時41歳の超ベテランシンガー、スモーキー・ロビンソンの「ビーイング・ウィズ・ユー」。

1981年5~6月にかけて、前回ご紹介したグローヴァー・ワシントンJr. with ビル・ウィザーズ「クリスタルな恋人たち(Just The Two Of Us)」からバトンを渡されたかのように躍り出て、結果3週連続の2位となっていた。

ご存知60年代モータウンの屋台骨を支えたミラクルズのリードシンガーであり、数々の名曲を生み出したソングライターでもあるスモーキーは、1950年代終盤から歌手活動を開始、70年代に入りソロシンガーとなっているが、実は現在に至るまでの40年以上のソロ時代において、最大のヒットソングがこの「ビーイング・ウィズ・ユー」なのだ。

レイ・パーカーやジョージ・ベンソン、あるいは広い意味でマイケル・ジャクソン『オフ・ザ・ウォール』(79年)あたりが切り開いた “ブラコン” の潮流にうまく乗った ーー 第2次ブリティッシュ・インベイジョンが本格化する直前の ーー 81年だからこその空気感が充満した大ヒットソングである(この潮流の決定打こそが「ビーイング・ウィズ・ユー」直後の81年秋にリリースされた、ルーサー・ヴァンドロスのソロ初シングル「ネヴァー・トゥー・マッチ」)。

60年代からソングライター/プロデューサーとしてメインストリームの名曲ヒットを量産したヒットメイカー的嗅覚が健在だったという見方もできるだろう。ソロとして初のトップ10ヒットを記録した「クルージン」(80年4位)が布石になっていたことも見逃せない。

ところで、この「ビーイング・ウィズ・ユー」のトップ制覇を阻止した曲は、9週にわたって1位の座に君臨するメガヒットとなったキム・カーンズの「ベティ・デイヴィスの瞳(Bette Davis Eyes)」。

奇しくも、前年にキム初のトップ10ヒットとなった曲は、スモーキーのペンによる一連のミラクルズ・ヒットソング「モア・ラヴ」のカヴァー。そしてさらに「モア・ラヴ」のキム・ヴァージョンをお気に召したスモーキーが彼女のために書き下ろした曲こそ、この「ビーイング・ウィズ・ユー」だったのだ!

結局、当時のマネージャーの勧めでこの甘いラヴソングはスモーキー本人が録音することに。これはもう何の因果かとしか言いようがないが、スモーキー(ミラクルズ)のおかげで初トップ10ヒットをものにしたキム・カーンズが、その翌年にスモーキーにとってのソロ初ナンバーワンソング誕生を阻止してしまったのだから。

この状況にはキムもかなりバツが悪かっただろうし、41歳のおっさんが臆面無く “君と一緒にいたい” という懇願ソングを歌ってしまったスモーキーはとにかく苦笑するしかなかったのではないだろうか。

スモーキー・ロビンソンのソロとしての全米シングル・チャート1位獲得は、現在に至るまで無い。


Billboard Charts
■ More Love / Smokey Robinson and the Miracles(1967年23位)
■ More Love / Kim Carnes(1980年10位)


2016.11.25
7
  YouTube / SmokeyRobinsonVEVO 
 

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カタリベ
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