9月1日

ガールポップの代名詞!谷村有美のクリスタルボイス輝く人気曲がアナログ化決定!

62
0
 
 この日何の日? 
谷村有美のアルバム「Face」発売日(Tonight収録)
この時あなたは
0歳
無料登録/ログインすると、この時あなたが何歳だったかを表示させる機能がお使いいただけます
▶ アーティスト一覧

 
 1988年のコラム 
出世作は「MUGO・ん…色っぽい」工藤静香のソロワークに欠かせない中島みゆき

最近よく聞く「不謹慎」爆風も米米も聖飢魔Ⅱもいい具合に不謹慎だった

1988年、灼熱の夏。CBSソニー20周年企画 — STARBOX と KIRIN DRY GIGS

替え唄メドレーだけじゃない! 嘉門達夫のあるあるネタ「小市民」

矢沢永吉の影響? 氷室京介「FLOWERS for ALGERNON」は大胆かつ繊細!

Wink がブレイクする前のシングル「アマリリス」に漂う儚さの正体とは?

もっとみる≫




クリスタルボイス、谷村有美の魅力


90年代に活躍した女性シンガーソングライター、谷村有美。クリクリした大きな目の下には泣きぼくろ、その可愛らしい満面の笑顔でアイドル的人気も高かった彼女。

そして、その音楽性は、ソフトロックやジャズ、特にフュージョン系のサウンドが洗練されていてかなりオシャレ。歌詞に目を向けると、愛情、友情だけではなく、夢や仕事に向かっていく前向きなテーマが多い。その世界観こそが、まさに “ガールポップ” だと思えてならない。そしてそんな彼女の最大の魅力は唯一無二の高音域のボーカル。まさに澄み切った青空のような “クリスタルボイス” だ。

そんな谷村有美が令和の今、再び注目を集めている。

名曲「Tonight / HALF MOON」のレコード発売決定


2023年10月23日にアナログ復刻企画 『オーダーメイド・ヴァイナル』に谷村有美の楽曲がエントリー。一定数以上の予約数を超え、見事発売が決定した。

2015年に発売されたDVD『Yumi Tanimura GiRLPOP & Complete Music Video BOX』以来、9年ぶりのフィジカルリリースのアナウンスはSNS上で話題に。今回、7インチレコードで発売されるのは、ファンの間で長く愛され続けるラブバラード「Tonight」と「HALF MOON」。今回は両曲の魅力について、たっぷり語ってみたい。

ライブではエンディングで歌われた聴かせるバラード「Tonight」


SIDE-1「Tonight」
作詞:谷村有美・あさくらせいら
作曲:谷村有美
編曲:有賀啓雄

1988年9月1日に発売されたセカンドアルバム『Face』に収録されていた “聴かせるバラード”。FM横浜『ヨコハマ ラジオ ナイト 気ままにFeel Mie』のエンディングテーマとしてもお馴染みだった。最終回の生放送後に、放送局に集まったファンたちが合唱したエピソードは今も語り草に。



 Ah あなただけを愛したくて
 くり返す
 "Never Fallin' Love Again, But You."
 Ah 止められずに あふれだした
 涙も....Tonight

人を本気で愛することで生まれる嬉しい気持ち、ハッピーなだけじゃない本音の感情の揺れを見事に表現。ライブでは、ひとつひとつの言葉を丁寧に紡ぎながら歌う谷村の姿が印象的で、初期のライブでは決まってこの曲がエンディングに。ファンはこの曲の余韻を胸に会場を後にしていった。

“月の満ち欠け” で愛する不安を表現した「HALF MOON」


SIDE-2「HALF MOON」
作詞:谷村有美
作曲・編曲:西脇辰弥

多くのタイアップソングを収録し、彼女の認知度を高めた1989年6月21日に発売されたサードアルバム『Hear』に収録された楽曲。こちらは大阪のFM局 “FM802” で放送されていた『MUSIC GUMBO』のエンディングに流されていた。



 Love 恋は満ちた日のまぶしさを
 焼きつけていつか色あせていくの
 だけど本当は信じてる
 見えない場所にも愛はあるから

物事の本質的な部分は何も変わらないのに、自分の立ち位置や、スポットライトの当て方で見え方が変わる…。恋愛に関しても同じで、好きになった人の本質は変わらないのに、自分の見方によって気持ちが変わり、時間の経過で冷めていく…。

そんな感情を “月の満ち欠け” で表現した名曲だ。愛し続けることへの不安や寂しさと同時に、決意と力強さを感じさせる壮大なバラードで、彼女の代表作だろう。

恋の始まりや、愛の終わりに悩み、眠れない夜を過ごす人たちの背中を支え続けた2曲のアナログレコード化は今回が初めて。そして完全予約生産が拍車をかけ、「さっそく予約しました!」「あの名曲がレコードになるなんて嬉しい!」などファンからも喜びの声が多く届いているという。

明るくパキッとした声でラジオでも大人気


今回アナログ化される2曲は彼女のラジオ番組でもお馴染みだった。谷村のクリスタルボイスはラジオでも好評を博し、ラジオDJとしても根強い人気があった。

「こんばんは!タニムラユミです!」

番組のジングルの後に続く明るくパキッとした声。ラジオから流れるその声に、元気をもらいながら放送を聞いていた方も多いはず。

90年代には、多い時に週に4本の生放送番組のレギュラーを持ち、FM雑誌の人気投票では常に1位を獲得する人気DJ。活動休止期間を除けば、2017年までラジオ番組は継続されていた。

その人気の理由は、リスナーからの相談には歌手としてでなく、1人の人間として「タニムラはこう思う」「あなたの話を聞かせて」とリスナーの側に常に寄り添っていたからだろう。

集まったハガキやFAXに真摯に向き合う声に、特に心を掴まれたのは女性のリスナー。「谷村有美ならば本音が言える」とメッセージを送るファンも多かった。そして、彼女自身も寄せられた相談やメッセージにインスパイアを受けて、そこから数々の名曲が生まれた。このラジオの影響から、90年代半ば以降、ライブ参加の女性比率が高くなっていった。

YouTubeチャンネル開設で昔の楽曲が!


そんな谷村が、満を持して、2023年3月に公式YouTubeチャンネルの開設を発表。1987年にリリースされたデビュー曲「Not For Sale」のオフィシャル・ミュージックビデオを公開。さらに「がんばれブロークン・ハート」やサブスク未配信の「今夜あなたにフラレたい」など、人気の高いミュージックビデオの数々も公開。このような流れもあり、今また彼女の声に触れる機会が増えている。



時代を超えていく谷村有美の “声”


さて、アナログ復刻企画が好評な谷村有美の活動だが、現在はプライベートを優先しながら音楽活動、配信などで喋ることも続けている。

関東を中心にコンサート活動は継続。毎年恒例のクリスマスコンサートを昨年も開催。また、会員制コミュニティアプリ “Fanicon”では『谷村有美のおしゃべりカフェ』を開設。この中のコンテンツのひとつとして毎週月曜日20時から「それなりにプラスα」というトーク番組を生配信。こちらは一般参加も一部可能だ。

何10年経っても色褪せない声は、様々な人の心や背中を支えながら、新たなファンの側にも寄り添っている。2024年でデビュー37年目を迎える谷村有美。クリスタルボイスは今も光り続けている。

▶ 谷村有美に関連するコラム一覧はこちら!



2024.01.18
62
  Songlink
 

Information
あなた
Re:mindボタンをクリックするとあなたのボイス(コメント)がサイト内でシェアされマイ年表に保存されます。
カタリベ
1975年生まれ
はやしとも
コラムリスト≫
52
1
9
8
5
ボウイ×ライヴエイド~勢いで押すパフォーマンスは80年代最後の勝利!?
カタリベ / 宮木 宣嗣
49
2
0
2
1
ガールポップの歌姫 “井上昌己” 90年代の空気感が味わえる2つのライブ映像
カタリベ / 長井 英治
22
2
0
1
9
イベントレポ:80'sコネクション第一弾!早見優のトークとライブとイントロクイズ
カタリベ / さにー
50
1
9
8
5
爆発のときを待っていた渡辺美里、すべては「GROWIN' UP」から始まった!
カタリベ / 佐々木 美夏
45
2
0
2
2
40周年!早見優「Affection 2」クオリティ高いダンスミュージックが満載
カタリベ / 長井 英治
64
2
0
2
0
森川美穂デビュー35周年、ガールポップシーンをけん引した真の歌姫
カタリベ / goo_chan