7月1日
本当はこわいルースターズ、僕の夏は「C.M.C」の掛け声で始まる!
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photo:TICRO MARKET  

ルースターズが大好きだ。本当に好きだ。少なくとも、僕は同世代の中で一番ルースターズが好きだと自負している。……というありがちなファンの妄想はさておき、ともかくもうルースターズの曲がかかると僕は居ても立ってもいられなくなる。ナイフのように尖ったファーストの頃から花田氏がヴォーカルをとるようになった後期まで、何から何まで大好きだ。しかし、その中でも特にお気に入りの曲がある。それが『C.M.C』だ。

平成生まれ後追い世代の御多分に洩れず、ルースターズを知ったのはミッシェル・ガン・エレファントの音楽を通じてだ。年代順に編まれた二枚組ベストをディスクユニオンで買い、パソコンに取り込んで聴いた時にもう「脳天を叩き割られるということはこういうことか」などと感じていた。一目惚れである。初めは初期のロックンロール全開なサウンドばかりリピートして聴いていたが、徐々に聴き進めていくうちに、そのサウンドよりも詩に目が行くようになった。

そして特に驚いたのが『C.M.C』だった。僕は混雑する新宿駅のホームに佇んでこの曲を、iPodで初めて聴いた。サウンドよりも、つんのめりながらまくしたてるような大江慎也氏の声に鬼気迫るものを感じた。歌われる内容は、人出の多い夏の海岸に爆撃があり、すべてが木っ端微塵になってしまうというものだ。僕は衝撃のあまり、乗るはずだった電車に乗ることができなかった。確実に「ヤバい」ものに触れてしまった気がして落ち着いて電車になぞ乗って入られそうにもないと感じたのだった。心の高揚にブレーキが効かなくなりそうだと思った。

躁病の一歩手前のような歌声、惨憺たる情景が軽快なロックンロールにのせられている。そして「CMC !」のコーラス。この曲は純粋なロックンロールだが、どこかゾクッとさせられるところがある。そのまぜこぜ具合が暑さと湿り気でいっぱいである日本の夏という季節に、ピッタリだとひねくれた僕は感じている。そして肌に梅雨の湿り気を感じたら、この曲を聴くというのが、私の夏の「恒例行事」になっている。

2016.07.12
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  YouTube / ザ・ルースターズ OFFICIAL CHANNEL
 

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カタリベ
1991年生まれ
 白石・しゅーげ
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