CM に出るミュージシャンやスポンサー至上主義を皮肉った歌詞なんですが、皮肉というよりこれはまさしく直球の批判ですね。ミュージックビデオの方もまさに直球。もはやパロディでは済まされない、訴訟の危険性まで孕みます。
シチュエーションは街のライヴハウス。これは当時エリック・クラプトンが出ていた Michelob(ビールメーカー)の CM そのまんま。実際に CM 撮影中に火傷を負ったというニュースがあったばかりのマイケル・ジャクソン(のそっくりさん)が照明で燃え焼けるシーンも出てきます。当時マイケルはペプシの CM に出てました。
さらにコカ・コーラの CM に出ていたホイットニー・ヒューストン(のそっくりさん)も登場。ホイットニーはカツラをとられます。やりたい放題ですね。
最後には「Sponsored By Nobody」と書かれたビールをニヤリと笑いながら飲むニール・ヤングのアップでエンディング。
あまりに直接的すぎる表現の彼のミュージックビデオを MTV は放送禁止にしました。しかし、それが逆に反響を呼ぶことになり、「オンエアしろ!」という視聴者から、多数のリクエストを生み出すことになりました。遂にはその年(89年)の MTV ビデオ・ミュージック・アワード、ビデオ・オブ・ザ・イヤーに選ばれるという結果に!