『六甲おろしと闘魂こめての微妙な関係? その1』 からのつづき
1985年10月16日、阪神タイガースが21年ぶりのリーグ優勝を決めたこの日、大阪・道頓堀では、多くの人がダイビング。ついでにカーネル・サンダース人形が行方不明となりました(2009年3月に発見されました)。
私は京都・木屋町のバイト先(カラオケスナック)にいましたが、店の外は大騒ぎ。そして店の中は、、すごかった。何せ、来る客、来る客『六甲おろし』をリクエスト。もちろん大合唱ですから、とんでもない騒ぎです。
たまに、別の曲がかかると『GO! GO! 掛布』とか、曲名はわからないのですが、『1番真弓がヒット打ち、2番弘田がなんとかで~』という応援歌。とにかく優勝が決定した瞬間から、朝方、日の光が差し込むまで、客足も途切れることはなく、『六甲おろし』も途切れることはありませんでした。
余談ですが、この年、甲子園の “阪神 vs ヤクルト” 戦に行ったことがあります(私、ヤクルトファンなのです)。甲子園のほんの一部にヤクルトファンが固まって座っている感じなのですが、たまたまその試合でヤクルトが勝ったのです。そうしたらタイガースファンのやさしいこと。皆口々に「よかったね~」と声をかけてくれます。まあ、弱いチームなど眼中にないという感じでしょうが、それにしても噂にあがる攻撃的なタイガースファンは皆無で、とても好印象でした。
さて、『阪神タイガースの歌(六甲おろし)』は、1936年(昭和11年)に『大阪タイガースの歌』として発表されていますが、意外な事実を発見しました。この曲の作曲は古関裕而(こせき ゆうじ)氏。全国高等学校野球選手権大会の大会歌『栄冠は君に輝く』で知られています。
そしてなんと、あの読売ジャイアンツの応援歌『巨人軍の歌(闘魂こめて)』も手掛けていたのです!
さらには、早稲田大学と慶應義塾大学の応援歌も…
阪神タイガースの歌(六甲おろし)
作詞:佐藤惣之助
作曲:古関裕而
発売:1936年(昭和11年)
2016.01.29
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