1992年 8月2日

デビュー5年目の集大成!永井真理子が敢行した伝説の横浜スタジアムライブ

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永井真理子のライブ「1992 Live in Yokohama Stadium」が横浜スタジアムで開催された日
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永井真理子が打ち立てた伝説、1992 Live in Yokohama Stadium


「伝説」と呼ばれるライブがある。永井真理子の場合、30年前の1992年に敢行した横浜スタジアムでの単独ライブがそれにあたる。同球場で日本人女性アーティストが単独ライブをおこなうのは史上初。チケットは発売してすぐにソールドアウトし、当日は全国から集まった約3万人もの “真理子ファン” がスタジアムを埋め尽くした。

全盛期の勢いと魅力をそのまま凝縮したような最高の一夜はファンの記憶に「伝説」として刻まれ、今なお語り草になっている。

去る8月7日には『永井真理子 Re-Birth of 1992』と題したライブをKT Zepp Yokohamaにて開催。当時と同じバンドメンバー、同じ舞台監督の演出、同じセットリストで伝説を再現するという異例の企画が話題を呼び、30年前と同じ横浜の地に長年のファンが集結した。

当日はサプライズとして、横浜スタジアムライブのBlu-rayリリースも発表された。音声と映像をブラッシュアップして蘇る “伝説の一夜”。

今回はリリースされた『永井真理子「1992 Live in Yokohama Stadium」』を、当時さながらに “ライブレポ” していきたい。



オープニングは「ハートをWASH!」ライブに欠かせない定番ナンバーで開幕


最高気温22.4度。夏真っ盛りとしては肌寒さすら感じる雨天となった関東地方だが、ここ横浜スタジアムにはむせ返るような熱気が充満していた。見渡す限りの人、人、人。全国から集結したファンの数はなんと約3万人という驚きだ。

待ちに待った開演時間を迎え、バンドによるオープニングSEの演奏が始まると、期待に胸を膨らませたオーディエンスから割れんばかりの歓声と拍手が沸き起こる。

霧雨降りしきる薄暮の下、ステージライトに照らされながら極彩色のド派手な衣裳に身を包んだナガマリがステージ脇から元気いっぱいに登場。満面の笑みで手を振り、投げキッスを飛ばすなどいかにも元気印の彼女らしい。

注目のオープニングナンバーは1991年リリースのシングル曲「ハートをWASH!」。ライブには欠かせない定番のアゲ曲だが、この日のナガマリはいつも以上に絶好調。演奏に合わせて大きく飛び跳ね、ステップを踏み、ステージ上を所狭しと駆け回る。いつでも全力でライブを楽しめるのが彼女の最大の魅力である。

アクティブな動きもさることながら、パワフルなボーカルは会場の広さを感じさせないほど迫力満点。「カモーン!」といった煽りにオーディエンスのボルテージもどんどん上昇していく。

2曲目はゴキゲンなロックナンバー「プリティ・ロックンロール」。3万の観衆が左右に腕を振る光景は壮観そのものだ。勢いそのままに、ヒット曲「ミラクル・ガール」を披露。原曲よりもテンポを落としたブルース風のアレンジが生演奏の魅力を引き立てる。

さらに「愛こそみんなの仕事」「いつも いつでも」、初公開の新曲「chu-chu」といったアップテンポナンバーを連発。ナガマリ本人だけではなく、バックバンドのHisteric Mama(リズムセクション)、Histeric Papa(ブラスセクション)のメンバー達の心底楽しそうな表情も印象的だ。

8曲目「Karma Karma」のあと、この日初めてのMCではデビュー5周年の感謝の気持ちをレコード会社、事務所、家族、そしてファンへと順番に伝える一幕があった。周囲の人達に愛し、愛されながら大きくなった等身大のアーティスト。優しく語りかけるような話しぶりに、実直な人柄が表れている。



ファンを熱狂させ、泣かせるトップアーティストになった永井真理子


ライブは前半の元気ハツラツから一転してしっとりした中盤へ。

「ファンになった長さやきっかけなんて関係ない。でも最近ファンになった人たちとは、欲を言えば早く会いたかったよね。でも……これから “ずっと” 一緒にいようね」

―― というMCを受け、代表曲「ZUTTO」に繋がる演出は感動ものだ。

すっかり日が暮れ、暗くなったスタジアムに無数のペンライトの波が揺れる。「泣きたい日もある」「Keep On “Keeping On”」という珠玉のバラード、そして夜空と光の共演。野外ライブならではの光景がロマンチックな雰囲気を演出する。

アクセントのように置かれたマイナー調の名曲「Say Hello」を経て、ライブはノリノリの後半戦へ突入。「White Communication」「Ready Steady Go!」など怒涛のごとき人気曲の乱れ打ちに、スタジアムのテンションも最高潮に達する。

熱唱に合わせて口ずさむ男性、頬に涙が伝う女性……。それぞれのファンがそれぞれの想いを胸に抱き、迎えたこの日のライブ。たった5年前には普通の女の子だった永井真理子が、今ではこれだけのオーディエンスを熱狂の渦に巻き込むトップアーティストへと成長したのだ。

伝説のライブがBlu-rayで蘇える!


まさしくデビュー5周年の集大成ともいえる一夜。アーティスト、バックバンド、そしてオーディエンスが一体になって盛り上がれる瞬間こそがライブの醍醐味だとすれば、この日の横浜スタジアムには間違いなくそれが生まれていた。会場全体が5周年を祝い、それに対してナガマリが全力で感謝を届けるという、さながら大規模なバースデーパーティーのような華やかさ。

火薬や風船といった派手なギミック、さらに自然発生的な3万人のウェーブがライブを彩る。まるで夏の夜の夢のような110分間は、観客達の記憶に鮮明に刻み込まれ、今なおSNS等を通じて語り継がれている。

その全容は、ぜひBlu-ray本編で確認していただきたいと思う。当時を知るファンは懐かしさに浸り、そうではない方も「伝説」を追体験できる、感動の必見アイテムだ。

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2022.10.19
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カタリベ
1985年生まれ
広瀬いくと
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